ライムブックス 誓いは夏の木蔭で

デュラン，メレディス【著】〈Ｄｕｒａｎ，Ｍｅｒｅｄｉｔｈ〉/水野 麗子【訳】

原書房（2016/06発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 433p／高さ 15cm
• 商品コード 9784562044849
• NDC分類 933
• Cコード C0197

出版社内容情報

亡き夫の莫大な借金を抱えるエリザベスと本当の身分を明かさない医師マイケル。秘密を抱えながら想いを募らせる二人の恋のゆくえは？

メレディス・デュラン［メレディスデュラン］

水野麗子［ミズノレイコ］

内容説明

エリザベスは亡き夫の莫大な借金を抱え、人知れず窮地に立たされていた。愛情深く責任感の強い彼女は、領民や使用人の生活を守るため、裕福な貴族との再婚をいったんは決心したが、求婚者に裏切られる。打ちひしがれた矢先に、目の前に現われたのは医師マイケル。上流階級の男性にはない思いやりと行動力に溢れる彼にエリザベスは心惹かれるが、今の窮状を脱するには彼と一緒の未来を夢見るわけにはいかないと、自分の想いから目をそらそうとする。一方でマイケルも、エリザベスの目を見張るような美しさ以上に、身分のわけ隔てなく見せる優しさや機知に富んだ会話に魅了されていた。実は、彼は公爵家の次男で、兄とのいざこざからロンドンを離れ、身分を隠して暮らしているのだが―募る想いとはうらはらに、抱えた秘密のせいで素直になれない二人は…。

著者等紹介

デュラン，メレディス［デュラン，メレディス］ ［Ｄｕｒａｎ，Ｍｅｒｅｄｉｔｈ］
大学院生のときに応募した、Ｐｏｃｋｅｔ　ＢｏｏｋｓとＧａｔｈｅｒ．ｃｏｍの“ファースト・チャプターズ・ロマンス”コンテストに『愛は陽炎のごとく』（ライムブックス刊）で５００作品の中から１位に輝き、２００８年に鮮烈なデビューを果たす（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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[しいたけ]

舞台は1885年、英国。女地主で未亡人のライザと公爵の弟である医師マイケルとの恋のお話。お互いの抱える問題ゆえ結ばれることは許されない。王道とはいえ凄くよかった。ライザが悩むとき頭の中に今は亡きお母さんの声が聞こえる。私も母の声を聞きたい（まだ生きてた、汗）。ライザは、母が死に無条件で自分を愛してくれる人など二度と現れないだろうと思っていたが、ずっと愛してくれた人がもう一人いることに気づく。それは自分自身。DV家庭で育ったマイケルの唯一大切にしているものを守るため立ち上がるライザ。愛を知っている人は強い。

2016/08/01

[たまきら]

美しいことは決して恵みじゃない。それを体現している英国一の美人（年増）女性が主人公です。おバカで自分勝手だったらきっとハッピーになれるだろうに…。一生懸命愛をつかもうとしてもがく、不器用な彼女にすっかり魅了されてしまいました。元気で明るくて向う見ずな彼女に品行方正なお医者さんである（はず）男子もメロメロ。会話が小気味よく、嫌みな人はそのまま、愛のある嫌味はそのように翻訳されていて好感が持てました。いつも思うんだけど、夫の不倫はあっという間にばれるけど女子はばれないもの。バカな公爵が次かな？楽しみ楽しみ。

2017/06/27

[ゆう]

美貌の未亡人エリザベスと公爵家の次男という身分を隠して暮らしているマイケル。エリザベスの結構な上から目線に呑兵衛って…それプラス未亡人なのにそれをまったく感じないのがまたなんとも言えないすごいキャラ。人間臭さが嫌いじゃないけど。マイケル、エリザベスを甘く見てたね～実は…ってあの明かし方は絶対喜ばないでしょ。

2016/08/17

[ＫＡＺＵ@ 《フィフティシェイズ・フォーエバー》]

このヒロイン好きになれなかった。そのせいかあまり夢中になって読めなかった。マザーっていったい何者なのか、そこが気になってたけど、解明されないまま終わってしまった。

2021/06/09

[みぃ]

★★★★★ 面白かった～！久しぶりにとっても魅力的なヒロインに出会えた♡ちょっと飲みすぎだけど(笑)優しくて面白くてかわいらしいヒロインでした。ヒーローも素敵(´ー`＊)次作がRITA賞作品。早く読みたい！楽しみ♡主役はあの二人かな～？

2016/06/28