出版社内容情報
令嬢ベアトリスは物心ついたころから、屋敷に飾られた英雄レノーの肖像画に恋心を抱いていた。
ところがある日、戦死したはずの彼が突然帰還!
肖像画からは想像もつかないほど、変わり果てた姿の彼にベアトリスは……
内容説明
令嬢ベアトリスは、屋敷に飾られた英雄レノーの肖像画に恋をしていた。ところがある日、戦死したはずの彼が突然帰還!肖像画からは想像もつかない、変わり果てたその姿にベアトリスは…。珠玉の“四人の兵士の伝説”シリーズ、完結編!
著者等紹介
ホイト,エリザベス[ホイト,エリザベス] [Hoyt,Elizabeth]
イリノイ州中部に暮らす。USAトゥディ紙のヒストリカル・ロマンス・ベストセラー作家。ジュリア・ハーパー名義でコンテンポラリー・ロマンスも執筆。米国最大のロマンス・レビューサイト「All About Romance」において2006年度の最優秀新人作家賞を受賞し、デビュー作『あなたという仮面の下は』(“The Raven Prince”)はMost Luscious Love Storyに選ばれたほか、ロマンティック・タイムズ誌のレビューワーズチョイス賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
23
戦争が終結した後、ぞんざいに扱われる兵士たち。子どもの頃グリム童話や「石のスープ」などで読んでもピンとこなかった駐屯基地問題、PTSDケアなどが大人になると分かってきます。…戦争の醜さをロマンスを絡めながら描写した意欲的なこのシリーズ。この作家らしい童話を絡めた章の始まりと、シリーズ最後に出来上がる童話集も良かった。個人的には復讐とは違う立場をとる博物学者を主役とした3作目がすきでしたが、このシリーズ面白かったです。2019/01/08
Miyuki_fsog
16
シリーズ4作目にして やっと『裏切り者』が分かった♪ このシリーズ それぞれH/Hともに個性的で 楽しめました‼が ラスト ヒーローが『生きながら焼かれた‼』と 思われてた レノーだったとは( ; ゜Д゜) 『裏切り者』を見つける為に シリーズのヒーローが再登場は嬉しい❤ でも ラストの今作は きゅんきゅんがたりなかったな?2018/08/10
veri
12
タイトルが素敵ー!そしてこの著者の主人公たちの名前が好き(マニアック?)レノーとかなんか素敵っwお話自体はあっさりなんだけど、レノーの経験はやっぱり酷いもので、辛いです。そして、ホットシーンはやっぱり著者らしく、イイ!笑 じっくり浸れる世界を作ってくれてるので好きだなー( *`ω´)2015/08/12
ネフェルティア
5
読み応えがあり、とっても面白かった。「四人の兵士の伝説」最終巻。このシリーズは、どれも戦争で身体にも精神にも傷を負ったヒーローが出てくるけど、今回のレノーの体験も凄まじい。戦争で変わってしまったレノーがベアトリスとの触れ合いを通して、愛を育むところも良かったし、スピナーズ•フォールズの大虐殺の裏切り者も決着してスッキリ。野性的で荒々しいレノーとは対照的に、ベアトリスが目立った美人でないけど、優しくて素直な女性で、どちらも好感度が高い。今迄のヒーローも集結し、恋愛以外にも友情や政治の事や読み応えがあった2013/12/25
すっちゃん
4
⭐️⭐️⭐️ もう少し器の大きいヒーローをイメージしていただけに残念。裏切り者も想定内で広がらず。ロマンスは、ヒロイン親友の在り来たりなすれ違いの方が気になった。それでも、全員登場で何だか幸せな気持ちで読了。良かった。2017/11/29