ライムブックス 純白の翼は愛のほとりで

ジェームズ，エロイザ【著】〈Ｊａｍｅｓ，Ｅｌｏｉｓａ〉/岡本 三余【訳】

原書房（2013/11発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 389p／高さ 15cm
• 商品コード 9784562044511
• NDC分類 933
• Cコード C0197

出版社内容情報

貴族令嬢テオは、アシュブルック公爵の跡取りジェームズと幸せの絶頂で結婚。
ところが新婚二日目、ジェームズの父がテオの信託財産を使い込み、
それを隠蔽するために仕組まれた結婚だったということが発覚する。
テオの信頼を一気に失い、ジェームズは屋敷から追放された。
――月日は流れ、女性実業家として成功を収めていたテオの前に、
7年も消息を絶っていたジェームズが現われて……!?

内容説明

１９世紀ロンドン。貴族令嬢テオは、後見人アシュブルック公爵の跡取りジェームズと兄妹のように仲良く過ごしてきた。ある音楽会の夜、とつぜんテオはジェームズから「きみはぼくのものだ」と告白され、その場で荒々しく唇まで奪われてしまう。互いへの想いに気がついた二人は、幸せの絶頂で結婚。ところが、新婚二日目にとんでもない事実が発覚する。この結婚は、ジェームズの父がテオの信託財産を使い込み、それを隠蔽するために仕組まれたものだったということが！テオの信頼を一気に失ったジェームズは、屋敷から永久追放された。―月日は流れ、かつて“みにくい公爵夫人”と揶揄されたこともあったテオは、いまやファッション界をリードする女性実業家として成功を収めていた。そんな彼女の前に、７年も消息を絶っていたジェームズが現われて…！？『みにくいあひるの子』をモチーフに描く、愛がおこした奇跡の物語。おとぎ話シリーズ第３弾！

著者等紹介

ジェームズ，エロイザ［ジェームズ，エロイザ］ ［Ｊａｍｅｓ，Ｅｌｏｉｓａ］
リサ・クレイパスらと並ぶニューヨーク・タイムズ・ベストセラー作家で、ＲＩＴＡ賞に何度もノミネートされている実力派。Ｎａｔｉｏｎａｌ　Ｒｅａｄｅｒｓ’　Ｃｈｏｉｃｅ賞、オンライン書店Ａｍａｚｏｎ．ｃｏｍとＢｏｒｄｅｒｓそれぞれのＢｅｓｔ　Ｒｏｍａｎｃｅｓ　ｏｆ　ｔｈｅ　Ｙｅａｒにも輝く。ハーバード大学を卒業後、エール大学で博士号を取得。イギリス文学の教授となり、オックスフォード大学出版局から研究書も出版している。現在は家族とともにニュージャージー在住（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[Akiko]

前半は若すぎる二人についていけるか、不安になったが、後半、二人が別れ、元に戻るべく、頑張るヒーローに応援を送りたくなった。でも、やはり7年は長い。ヒーローには、この期間、必要だったのかも？でも、長すぎるよ。面白かったわ。

2019/08/08

[veri]

全体的には、マクノートの「その瞳が輝くとき」のような展開。ヒロインのテオがなかなか可哀想で健気で、ホントよく頑張りましたー。一方のヒーロー、ジェームズ。彼もまた可哀想なのだけど、うん。もちょっと頑張ろっか☆と肩を叩きながら言いたい笑 サラッとしたお話で物足りなさを感じはするものの、サクサク読めてよかった。軽いものも読みたいですから(^ ^)思えば、この作者の作品は初かな。また軽いものが読みたいときに読もうと思います。

2014/10/14

[rokoroko]

おとぎ話シリーズ３作目「みにくいあひるのこ」をモチーフだそう。想像だけどアンジョリーナ・ジョリーとかオードリー・ヘップバーンみたいな顔なのかな。ヒロインの事をせっかくハンサムな公爵が「君は美しい」と言っているのだから素直に信じればよいのに信用しない。あれ？そんな風に自分捉えている女の子多くない？。自己評価が低くて結局損しているの。そんなに人は顔をだけで、結婚しないものだと思う。でぶでちびで御世辞にもきれいじゃない人がよく笑う良いいお母さんだったり、妻一筋の夫持っていたりするのに。話は波乱万丈で楽しく読めた

2013/11/19

[すもも]

★★★☆☆　物語がヒーローヒロインの状況で３つに分けられますが、真ん中の離ればなれの部分が長くてジリジリしました。7年は長いのでは。。。ふたりの幼い頃のエピソードでもあれば、ヒーローの気持ちをもう少し納得できたと思います。とはいえ、面白かった！

2014/05/05

[める]

波乱に満ちたドラマチックすぎるストーリー展開だけど、すごく楽しめた。生まれ変わるようなヒロインの変身もさることながら特に終盤、ヒロインを二度と失うものかと戦うヒーローにキュン×2すさんだ海上生活から愛するひとのもとへ帰るように、一人称がおれからぼくに戻っていくヒーローにうれしくなった。

2013/11/12