出版社内容情報
19世紀英国。舞踏会で思いがけない場面を目にし、心がざわめいた侯爵令嬢ヘンリエッタ。
小さな頃から兄のように慕ってきた子爵家のマイルズの頬に、美しい夫人が親し げに触れていたのだ。
その瞬間、彼への想いが友情でなく愛だったことに気づいたヘンリエッタ。
気づくのが遅すぎたのかもしれない……。
ところが、じつはマイルズは政府の密命を受け、諜報員の正体を探っていたにすぎなかった。
そうとは知らず、熱い気持ちを抱えながらすれ違う二人は……!?
内容説明
19世紀英国。侯爵令嬢ヘンリエッタは舞踏会で思いがけない場面を目にし、心がざわめいた。小さな頃から兄のように慕ってきた子爵家のマイルズの頬に、黒ドレスの妖艶な貴婦人が親しげに触れていたのだ。その瞬間、彼への想いが友情でなく愛だったことに気づいたヘンリエッタ。気づくのが遅すぎたのかもしれない…。だがじつはマイルズは政府の密命を受け、敵国の諜報員“黒チューリップ”の正体を探っていたにすぎなかった。彼の心にあるのは、いつもヘンリエッタだけ。しかし親友の妹である彼女を手に入れれば、友を裏切ることに。互いに抱える熱い想いとはうらはらに、すれ違ってばかりの二人に“黒チューリップ”が忍び寄っていた。危ういところで敵の魔の手からヘンリエッタを護ったマイルズは。衝動的に彼女の唇を奪ってしまう。友情も壊れ、無邪気な関係に戻れなくなった二人は!?―。
著者等紹介
ウィリグ,ローレン[ウィリグ,ローレン][Willig,Lauren]
イェール大学でルネサンス学と政治学を専攻、ハーヴァード大学でヨーロッパ近世史を研究したのち、イギリスへ留学。ハーヴァード法科大学院に入学した年に出版社と契約し2005年に『ピンク・カーネーションの秘密』(原書房刊)を出版。たちまち話題となる。The Mischief of the Mistletoeで2011年RITA賞に輝く。2010年から母校イェール大学でロマンス小説について教鞭を執っている。ニューヨーク・タイムズ紙のベストセラー作家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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黒崎ディートリッヒ
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