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内容説明
腰痛、ひざ痛、首こりなど、なんらかの慢性痛で悩んでいる人は全国で約2000万人以上、日本人のおよそ5人に1人に上ります。痛みの原因となるようなケガや病気はとっくに治っているのに、痛みだけが消えずに続いている状態が慢性痛。目安は3か月以上続く痛みです。痛み治療の第一人者の牛田教授によると、「慢性的な痛みは脳が感じている」そうです。脳は「痛い」と感じるだけでなく、痛いから「苦しい」といった感情も生みます。すると、痛みの元々の原因だった病気やケガが治ってたあとにも、一種の記憶として神経回路に残ってしまい、さらなる複雑な痛みを発し続けるというのです。本書では、慢性痛が生まれるメカニズム、痛みの心理的・社会的な影響、痛みの連鎖を断ち切る思考法、日ごろの生活で痛みをやわらげる方法などを、慢性的な痛みに悩むすべての人に向けて伝えていただきます。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
えも
19
仕事の関係で読了。痛みの世界的権威の先生が書いてます▼やっぱり慢性的な痛みは脳なんですよね。だからこそ難しいし、エビデンスが重視される中で、あえてナラティブ(従来の手法)を重視し、各患者の身体的、精神的、社会的側面から治療方法を探る必要があるとのことです▼もはや医療を超えているかも。2021/11/24
Go Extreme
2
慢性的な痛みは脳が感じている:日本人の5人に1人は慢性疼痛に悩んでいる 脳に働きかけて慢性疼痛を克服する:痛みをゼロにしようと考えず、痛みからフォーカスをはずしてみる 運動で痛みの悪循環から抜け出す:人間の体は本来50歳くらいで終了している 痛みをなくすのではなく痛みで困らなくする ケガや病気が治っても、なぜ「痛い」のか:神経障害性疼痛やCRPS 神経障害性疼痛の中でも特につらい卒中後疼痛 慢性疼痛治療の今とこれから:1年に1回はきちんと検査する “効かない薬”を飲み続けても治らない2021/10/22
cochon_voyage
0
だいたいは想像できたけど、痛みに向き合う姿勢、参考になりました。いい本、いいDr.。ナラティブ・ベースド・メディスン(NBM)…今の医療体制ではなかなか難しいよね。2023/06/03