ライムブックス 冬の公爵の愛を手に

ダール，ヴィクトリア【著】〈Ｄａｈｌ，Ｖｉｃｔｏｒｉａ〉/水野 凛【訳】

原書房（2011/09発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 423p／高さ 15cm
• 商品コード 9784562044160
• NDC分類 933
• Cコード C0197

出版社内容情報

エマは目の前に現れたサマーハート公爵の顔を見て息をのんだ。彼こそ初恋の人。でも今は自分の素性に気づかれてはいけない。なぜなら19歳のエマは身分を偽り、たった一つの夢を叶えるため一財産を築かねばならない計画の途中だった

内容説明

無慈悲と名高い公爵、サマーハートの顔を見た瞬間、エマは息をのんだ。間違いない、彼こそわたしの初恋の相手―１０年前、心ない大人に傷つけられた幼いエマに優しく手をさしのべてくれた、あの人。でもいまは、彼に気づかれてはいけない。１９歳になったエマは身分を偽り、貴族相手に賭け事をしていたのだ。たった一つの夢を叶えるために必要なお金、３０００ポンドまであと少し。それさえあれば、狂気にかられて彼女を追い回す男から逃れ、平穏な暮らしを手に入れられる―。危険な賭けにも平気で身を投じ、男性顔負けの天賦の才で次々に大金を手にしていく美しく賢いエマ。あの時の少女とは気づかず一目で魅了された公爵は、その身を案じ、二度と危ない真似はしないと約束させる。しかし迫りくる魔の手から逃れるため、エマは公爵への想いを封じて、最後の大勝負に出ることに…。『ひめやかな純真』続編。

著者等紹介

ダール，ヴィクトリア［ダール，ヴィクトリア］［Ｄａｈｌ，Ｖｉｃｔｏｒｉａ］
２００７年にデビュー作Ｔｏ　Ｔｅｍｐｔ　ａ　Ｓｃｏｔｓｍａｎ（『ひめやかな純真』原書房刊）で米国ロマンス作家協会（ＲＷＡ）のゴールデン・ハート賞ヒストリカル部門を受賞。初のコンテンポラリー作品Ｔａｌｋ　Ｍｅ　Ｄｏｗｎをはじめ、ＲＩＴＡ賞に数々の作品がノミネートされている。ＵＳＡトゥデイ・ベストセラーリストの常連（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[たまきら]

「金の亡者」と言われようと、自分で独立した人生を手に入れようと躍起になっているたった19歳の女子がいじらしい。やんちゃっぷりがおかしく、前作で妹に翻弄され続けたお兄が今度は惚れた相手に翻弄され「なんでこういう女子に弱いんだ俺？」と頭を抱えつつも頑張る姿がおかしかったです。傲慢男子が「結婚してくれ～」と懇願し続ける姿ににんまり。面白かった～。

2018/09/07

[キッチンタイマー]

旅行先で読了。真冬の話を真夏に読んだけど冬の情景がいい。賭けならなんでもやる無茶ヒロインはイギリスならではなのかな。博才も才能のうちだから手に職と言えば手に職だけどパートナーなしだと危険かも。基本は頭の良さでウマくやる物語だけどストーカーがちょっとバタバタ。世知辛い世の中を覚悟している割にはいい人ばかりという読了感。ヒーロー他人の目を気にし過ぎるところがあるけど、メロメロなのはいいですなあ。

2012/08/16

[くろうさぎ]

「ひめやかな純真」のアレックスの兄がヒーローですね。若気のいたりが父の逆鱗にふれて、思い出したくない過去を背負ったヒーローと、子供の時から、下劣な父親のせいでいつも不安と背中合わせに暮らしてたヒロイン。ヒーローちょっと傲慢すぎるし、ヒロインもちょっとやりすぎって感じがぬぐえない。ブロムリーとのごたごたや最後の方の告白にはちょっと泣けちゃいました。

2011/10/10

[kyara]

秘めやかな純真　の作者とは知らずに読了。今回のヒロインもやり過ぎ感はぬぐえないが、ｈ/ｈのバランスは悪くなかった。相変わらずヒロインは未経験なのに何とも大胆で、驚く。

2011/11/08

[月青]

途中何度もうるっときて、結局最後は泣いてしまった…

2011/10/13