ライムブックス 屋根裏に偽りの天使

コール，クレスリー【著】〈Ｃｏｌｅ，Ｋｒｅｓｌｅｙ〉/竹内 楓【訳】

原書房（2011/07発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 447p／高さ 15cm
• 商品コード 9784562044139
• NDC分類 933
• Cコード C0197

出版社内容情報

10年前、ある女の罠にかかり顔に醜い傷を負ったイーサンは、それ以来、仕事に身を捧げてきた。ある舞踏会で美しいマデレンと出会い、彼の心に情熱が甦るが、顔の傷を彼女に見せることができなかった。一方のマデレンにも秘密が……

内容説明

１９世紀ロンドン。伯爵イーサンは艶やかな仮面舞踏会場の中で一人、どことなく影のある令嬢に目を奪われた。彼は１０年前、ある女性のせいで顔に醜い傷を負って以来、放蕩人生にピリオドを打ち、秘密機関の仕事だけに身を捧げてきた。にもかかわらず、この令嬢を前にすると燃え上がる想いはいったい…？が、その時、舞踏会に警察に手入れがあり、混乱する会場の中、イーサンはすんでのところで令嬢を救い出す。二人は帰りの馬車のなかで甘いひと時を過ごすも、互いに名も名乗らないまま別れてしまった。どうしても彼女が忘れられないイーサンが、わずかな手がかりを追ってたどり着いた先はパリの貧民街マレ地区。なぜ上流階級の令嬢が、粗末な屋根裏部屋に？驚く伯爵の前に現れたのは…。ＲＩＴＡ賞受賞の人気作家が描く、感動のシリーズ第３弾。

著者等紹介

コール，クレスリー［コール，クレスリー］［Ｃｏｌｅ，Ｋｒｅｓｌｅｙ］
作家になる前は世界ランキングに入るアスリートとして、またコーチとして活躍していた。２００３年にデビューし、２００７年に“Ａ　Ｈｕｎｇｅｒ　Ｌｉｋｅ　Ｎｏ　Ｏｔｈｅｒ”（邦訳『満月の夜に』）でＲＩＴＡ賞のパラノーマル部門最優秀賞を受鐘。イモータルシリーズやローアシリーズで人気を博す。“Ｉｆ　Ｙｏｕ　Ｄａｒｅ”（邦訳『宿命の王家の花嫁』ライムブックス刊）は、２００５年にロマンティック・タイムズ・レビュワーズチョイス賞をヒストリカル・ロマンティック・アドベンチャー部門で受賞した（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

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[たまきら]

無骨な三兄弟の話、ついに完結です。ほぼ同時期に運命の女性を追う男子達。タイムラインチェックして書くのは大変だったろうな。しかしこやつの傲慢っぷりには唖然。お貴族様め。女子がもう可哀そうで可哀そうで…。貧民街の日常（舞台は観光地のマレ区！墨田区みたい～）やコレラの恐ろしさなど、全2作と違う恐怖があり、一番読みごたえがありました。…まあ、運命の書はどうなったんだ？とか、パリの黒猫は？とか、持ち出したお金や宝石は？とか、突っ込みどころはかなりあるけど。エピローグにほっこりできます。よかったのう、ろくでなしども。

2016/03/17

[矢田ふみえ]

過去の事実を知った時、つらかったけど、互いを思うことを大切に新たに踏み出すことができて良かった。

2018/09/15

[kyara]

前作のヒロインがどうも好きになれず…でもこちらは苦労人で、なかなかしたたかなヒロイン。好きなタイプでした。冷酷非情と思われたヒーローのジタバタぶりも見ものです。

2011/08/03

[oneoeight]

自分の運命を恨まずに精一杯生きてきたヒロインと自分の運命を呪い倒して生きてきた非情ヒーローとのお話。ヒロインがかな～りスキなタイプでした(=^ω^=)　しょっぱなサイテー！だったヒーローが過去との折り合いを付けてゲロ甘さんに変わってくトコなんかもツボ。反省＆後悔っぷりがまたよかったvv　酒は飲んでも呑まれるな度☆５、また読みたい度８０％

2011/07/17

[Ｍｅｉ♪]

ヒロイン、ヒーロー共、あまり好きな感じの登場人物では無いんだけど、不思議と魅力的でした。少し中弛みもあったけど、面白く読めました。

2014/01/20