内容説明
19世紀、英国。アレックスは公爵家の令嬢でありながら、男物の衣服に身を包み、兄の領地の管理をして暮らしている。かつてアレックスを巡って決闘が行われ男性の1人が命を落とすという忌まわしい事件が起きたが、それ以来彼女は社交界から姿を消し、田舎でひっそりと生きてきた。静かな日々を打ち破ったのは、亡くなった男性の兄である男爵コリンの突然の訪問だった。彼は、弟との決闘のあと姿を消した敵を探しだし、裁判にかけるつもりなのだ。やがてコリンは、スキャンダルゆえに社交界では悪女と噂されてきたアレックスのほんとうの姿を知るようになり、その純粋さに心を動かされて…。本書でデビューするやベストセラー作家の仲間入りを果たした驚異の新人が日本初登場!米国ロマンス作家協会ゴールデンハート賞受賞作。
著者等紹介
ダール,ヴィクトリア[ダール,ヴィクトリア][Dahl,Victoria]
デビュー作『ひめやかな純真』で米国ロマンス作家協会(RWA)のゴールデン・ハート賞ヒストリカル部門を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひまわり
5
タイトルに偽りあり。純真ってヒロインじゃない。 2010/05/27
こえん
3
公爵の妹で過去に醜聞を起こしたヒロインと婚外子のヒーロー。劣等感の裏返しのヒロインへの不信や嫉妬深さなど、久しぶりにダイアナヒーロー並みのおバカヒーローにお目にかかったわ~。ただ、後半にもうひと波乱欲しかった…ヒーローの反省ぶりを堪能したかったってだけじゃなくて、悪役の踏ん張りがなさすぎて、物足りなかったから。2013/02/12
める
3
公爵の妹という立場もあってか、かなり自由奔放なヒロイン。甘やかされたプリンセス?苦手なタイプかも…と思いながら読み始めましたが、自分に残されたわずかな時間を存分に楽しもうとした彼女に何故か清々しさを感じました。愛を知ってからも無鉄砲さは相変わらずですが、相手のために我慢したり、役に立つ存在になりたいと願う彼女は健気でした。男女間の格差も興味深い。2012/04/14
ばんび
2
最後はおもしろくて一気読み。普通かなぁ。2016/06/24
francois
2
ホント、嫉妬深いヒーローでした。。身分違いの高貴な女性を愛した、婚外子であるという劣等感が『嫉妬深さ』に拍車をかけたのでしょうか?じっくり読むとヒーローにも情状酌量の余地があるかも。。。(笑 ヒロインが二人の危機を脱するために頑張ったというところが みそかな。 ヒーローはちょっと情けない状態だったですしね。2011/09/17
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