内容説明
19世紀初頭のロンドン。四人姉妹の次女、アナベルは晴れて社交界にデビューした。スコットランドの貴族の娘であるにもかかわらず、浪費家の父のせいで貧しい生活を強いられてきたアナベルは、必ず裕福なイングランド人と結婚してみせると意気込んでいた。ところが、ふとした偶然から、ゴシップ紙に彼女とスコットランド人のアードモア伯爵とのスキャンダル記事が掲載されてしまう。アナベルはとても裕福とは思えないアードモア伯爵との結婚を決意し、二人は故郷のスコットランドへ旅立つ。待ち受ける貧困生活を思って涙するアナベルだったが、旅をするうち、いつしか伯爵に心惹かれ、本当の自分に気づいていく。そして、アードモア伯爵の本当の姿にも…。ヒストリカルの名手が贈る魅惑のロマンス。
著者等紹介
ジェームズ,エロイザ[ジェームズ,エロイザ][James,Eloisa]
ニューヨークタイムズ・ベストセラー作家で、RITA賞ファイナリスト。National Readers’Choice賞、Best Romances of the Year by Amazon com.And Borders受賞。ハーバード大学を卒業後、エール大学で博士号を取得。イギリス文学の教授となり、オックスフォード大学プレスから研究書も出版している。現在は家族と共にニュージャージー在住。子供はふたり(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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優希
73
スキャンダルのために決意する結婚というのがいじらしいですね。スコットランドまでの長い道のりの中で、ユアンと過ごすうちに、アナベルが本当の自分に気づき、ユアンに心惹かれていく。それが2人の関係をゆっくり進展させることにつながっているのですね。特に何が起きるというわけではないですが、アナベルとユアンが時間をかけてお互いを知っていくのに心があたたかくなりました。翻訳にあたり、省いた部分があるのが残念なところです。2017/08/25
rokoroko
18
ずいぶん昔に読んだので登録してなかった本。父親が持参金に馬しか用意できなかった4姉妹。貧しさを脱するため結婚しようとする話。これは2番目の娘。ロマンス小説ってあんまり面白くなくとも,過労で節々が痛み動けず、気持ちが悪い時でもなんとなく読める。癒し効果かな。そういえば陣痛の時本が読めるかやってみたことあったな。極限の時は無理だけどそれなりに癒されたわ。これもそれなりに楽しめる。2019/10/17
しゅえ
6
「エセックス姉妹シリーズ(The Essex Sisters)」第2弾。前作はわりとおもしろかった気がするのだが…今作はいまいちだった。イモジェンにむかつくのは相変わらず。4姉妹の会話もなんだか好きになれない。テスとルーシャス(前作の主人公)が好きだっただけで、妹3人は好きなタイプではなかったらしい。シリーズ続編は多分読まないかな。2018/07/02
youyou88
5
美人がゆえに愛を信じられないヒロイン。 …うらやましい…。 https://ameblo.jp/harayou1223/entry-11166313098.html2021/12/29
ばんび
5
あまあま。2020/03/05