内容説明
１９世紀半ばの英国。アナベルは２２歳。貴族の娘とはいえ、家はひどく窮乏していた。社交界にデビューはしていたものの、誰からも求愛されない。アナベルは、上流社会で生きてゆくため、なんとかして貴族の青年と結婚したいと思っていた。愛のない結婚でもかまわない、と。２年後の初夏。アナベルは、社交パーティーの「壁の花」３人と知り合う。３人は、アナベルが「意中の人」と結ばれる手助けをすることに。しかし、そのパーティーには、貴族ではない青年実業家、サイモンも招かれていた。２年前にアナベルの唇を奪ったサイモン。「貴族ではない」という理由で、アナベルが見下していた青年…アナベルの「夫探し作戦」の行方は？「壁の花シリーズ」四部作の第一弾、待望の刊行！夏、秋、冬、春と、ときめく恋がめぐります。
著者等紹介
クレイパス，リサ［クレイパス，リサ］［Ｋｌｅｙｐａｓ，Ｌｉｓａ］
これまでに２０冊におよぶヒストリカル・ロマンスを執筆し、１２カ国語に翻訳されている。１９８５年にミス・マサチューセッツに選ばれ、アトランティックシティで開かれたミス・アメリカ・コンテストに出場した。ウェズリー・カレッジで政治学を専攻したあと、２１歳で処女作を出版。作品は「ニューヨーク・タイムズ」、「ＵＳＡトゥデイ」、「パブリシャーズ・ウィークリー」、米国最大の書店チェーン、ウォールデンブックスなどのベストセラー・リストの常連である（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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アン
44
壁の花シリーズ１作目。諸々の事情で結婚相手が見つからず崖っぷちの壁の花４人が結託。お互い協力しあって友情を深めていくところはワクワクしたけど、アナベルの気位の高さが鼻についた。没落貴族で持参金も無く家族の為にお金持ちと結婚したいと思う気持ちは分る。けど、ヒーローが成功した事業家なのに肉屋の息子というだけで、あの態度はないわ。この時代は男女共に愛より家柄と名誉とお金なんだな。ハントと出会って成長していくアナベルを後半見直しました。ハントは平民だけど、貴族よりよっぽど立派な紳士だと思う！2016/09/24
ＫＡＺＵ@ 《フィフティシェイズ・フォーエバー》
29
壁の花シリーズ① 評判通りの面白さ(☆∀☆) あまり好きなタイプのヒロインではなかったけど、最後に可愛い女性になってぐれて良かった。 シリーズ①という事もあって、次はこの二人かな？とか、噂の彼はいつ出てくるんだろう？とか、いろいろ想像しながら読んでて、楽しかった。次も楽しみ(^з^)-☆2020/01/04
たまきら
26
もう何回読んでんねん！と登録する気がなかったんですが、お正月にやはりこのシリーズを読み返してらっしゃる読み友さんの感想にほっこりしたので。極貧に喘ぐ絶世の美女を食物にしようと狙う男子に吐き気をおぼえますよ全く！とにかくベタ惚れのハンターがかわいくてかわいくて、彼と女子たちの友情部分を中心に読み返しました。2018/01/16
みみずく
21
壁の花シリーズ第1作。技術が進歩し、革新的な人間たちが活躍し始めた時代が舞台で、アナベルはそうした平民だが富豪の男性ハントに見初められる。しかし上流社会にしか興味がないアナベルは、ハントの誘いには乗らない。このヒロインがプライドばかり高く自己中心的でなかなか好感が持てないのだが、愛を知り、世間を見て、変わりゆく時代を感じることで受け入れていくところは良かった。「壁の花」の仲間たちやハントの友人などの脇役たちも個性的でこれからの続きが楽しみ。2015/04/08
たまきら
18
歴史ロマンス小説にはまるきっかけになった本の一冊です。貴族が没落の一途をたどる中、壁の花となっている没落貴族の美女と、彼女にずっと求婚し続ける平民の富豪男性の恋の話。何度読んでも好きです♡2016/05/30
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- 和書
- 建築構法 （第２版）
