内容説明
戦争の真の目的は平和であり、勝利ではない。無制限戦争を回避するため、如何なる戦争指導をするべきか。フランス革命以降の無制限戦争を分析し、いかなる戦争指導が戦争を拡大し、野蛮化してきたかを解明する。
目次
絶対君主の制限戦争
無制限戦争の復活
ナポレオンの戦争
クラウゼヴィッツの理論
産業革命の影響
アメリカの南北戦争(一八六一~一八六五年)
モルトケ、フォッシュ、ブロック
壊滅的(ハルマゲドン)大決戦の根底
第一次世界大戦における戦争指導
レーニンとロシア革命
ソビェトの革命戦争
二〇年間の休戦
第二次世界大戦における戦争指導
平和の問題
著者等紹介
フラー,J.F.C.[フラー,J.F.C.][Fuller,John Frederick Charles]
1878年生まれ。イギリス陸軍軍人、軍事思想家。第一次世界大戦で参謀将校を務める。1917年にはカンブレ戦車突破戦を計画。戦後は陸軍省に勤務し、戦車戦術の研究に取り組む。1933年に辞職したのちも、軍事について数多くの先進的な著作を発表し続けた。電撃戦の理論を初めて構築したことでも知られている。1966年死去
中村好寿[ナカムラヨシヒサ]
1943年、広島県三次市に生まれる。防衛大学校卒。普通科中隊長、スタンフォード大学大学院学生、防衛大学校助教授、米海軍大学院客員講師、米国国防大学客員研究員、陸自総監部幕僚、ジョージア工科大学客員教授、防衛研究所主任研究員等を経て退官。その後、宮城大学非常勤講師を経て、現在、軍事アナリスト兼自衛隊幹部学校非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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yasu7777
たなか
金糸雀