内容説明
女王エリザベスのもと、政治、外交、勢力争い、時代に翻弄され、もう1人のエリザベスである妻ベスの献身的な愛情にささえられて!物語の名手サトクリフの歴史長編の傑作。
著者等紹介
サトクリフ,ローズマリ[サトクリフ,ローズマリ][Sutcliff,Rosemary]
1920‐92年。海軍将校を父親にもち、9歳の年まで世界各地で暮らす。父親が退役すると一家はデヴォン州北部に落ち着いたが、母親の死後サセックス州に移り住む。それ以後、サトクリフはその地で暮らした。とくに子ども向けに書いた作品で多くの読者を獲得し、かつ高い評価を受けており、自伝に『思い出の青い丘』がある。また、趣味の一つが絵を描くことで、王立細密画家協会の会員だったこともある
山本史郎[ヤマモトシロウ]
1954年、和歌山県に生まれる。1978年、東京大学教養学部教養学科卒業。現在、東京大学大学院総合文化研究科教授。専攻はイギリス19世紀文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェルナーの日記
133
女王エリザベスⅠ世の亡き後、ウォルターは、殆どが犯罪人としてして隔離された生活を送る。エリザベスの後を継いだジェームスⅠ世(スコットランド王・ジェームズⅥ世)が国交を断絶していたスペインと和解工作を図ったためだった。また、ヘンリーⅧ世以来、国内における宗教の混乱(カトリック・プロテスタント・イギリス国教会)の対立を収束させようと図るが、結果的に更なる混乱をもたらしてしまった。さらに現役のスコットランド王がイギリス国王を兼任する形になったことから、両国の統合が現実味を帯びてくる。2017/08/13
マツユキ
14
女王が亡くなり、ジェイムズの時代へ。ウォルターは、無実の罪でロンドン塔に捕らえられ…。 長い年月。病。老い。希望が見えたと思ったら…。自分勝手だけど、愛情というか、輝きに溢れている。女王の最後の円卓の騎士。妻はもちろん、息子との別れも、それぞれ切なかったです。2020/11/07
みよちゃん
13
サトクリフの書く歴史上の人物では、この時代のものはあまりなかったので、入り込むのに時間がかかった。エリザベスにはあまり良い印象がなく、スコットランドのメアリーには同情的だったので、このローリーやベスをどうしても、批判的に読んでしまった。けれど、最終章では涙した。残されたベスや息子はどんな歴史を歩むのだろう?2019/07/19
星落秋風五丈原
12
ケイト・ブランシェットがエリザベス女王を演じた映画『エリザベス』の続編『エリザベス ゴールデンエイジ』が制作された。本作の前半はまさにこの時代を舞台としており上巻の表紙はヴァージン・クイーン、エリザベスだ。下巻の表紙がウォルター・ローリーならば内容はてっきり二者の禁断の恋かと思われるがさにあらず。黄金時代を極めてからまでの英国を縦糸に、もう一人のエリザベスー女王の女官エリザベスとローリーの恋愛物語を横糸に描いた作品であり、原題の『Lady in Waiting』(待つ女)とは彼の妻となったベスのこと。 2007/12/19
naoco
6
結末は分かっていても辛いですね。時代に翻弄されたベスに特に思いを馳せてしまいます。息子もいるので。。ただサトクリフの筆力で時代背景も含めて興味深く読むことができました。2021/05/04
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