内容説明
中国学界の巨匠が歴史と哲学の視点から近現代中国を総括し、21世紀を展望する。
目次
1 マルクス主義と中国の国情
2 なぜ中国は資本主義の道を歩んではいけないのか
3 近代中国と世界に関する若干の問題について
4 中国の改革と開放について
5 社会主義と資本主義の関係―読書メモ
6 毛沢東が一生にやり遂げた二つの大事―毛沢東生誕百周年を記念して
7 社会主義とはなにか、社会主義をどう建設するか―『〓(とう)小平文選』第三巻の学習
8 マルクス主義は発展の理論である
9 中国近代史研究のいくつかの問題
10 21世紀の世界における中国の役割
著者等紹介
胡縄[コジョウ]
1918年、江蘇省蘇州市生まれ。上海復旦校から北京大学に進み哲学を学ぶ。1938年に共産党入党。中華人民共和国成立後、中共中央宣伝部秘書長、雑誌「紅旗」副編集長などを歴任。文化大革命で一切の職務を剥奪され、下放されたが、復権して中共中央文献研究室副主任、同党史研究室主任を歴任し、1985年から1998年まで中国社会科学院院長の職にあった。2002年逝去
衛藤瀋吉[エトウシンキチ]
1923年、中国瀋陽生まれ。東京大学法学部卒。東京大学教授、青山学院大学教授、亜細亜大学学長等を歴任。国際関係史専攻。東京大学名誉教授
今村弘子[イマムラヒロコ]
1976年、東京大学教養学科アジア科卒。日本貿易振興会中国チーム、聖徳大学講師、在中国日本大使館経済部専門調査員、富山大学経済学部助教授を経て、富山大学極東地域研究センター教授
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