内容説明
古代シュメールの時代からバイアグラによって「勃起産業」が誕生した現代に至るまでの長い歴史、人間とペニスとの関わりをさまざまな視点から論じる。世界18か国で翻訳出版された話題の作品。
目次
第1章 悪魔の杖―キリスト教が生んだ神話
第2章 シフトレバー―啓蒙の時代が生んだ神話
第3章 ものさし―「黒いペニス」という神話
第4章 葉巻―フロイトが生んだ神話
第5章 破城槌―フェミニズムの時代の神話
第6章 割れない風船―勃起産業と新たな神話
著者等紹介
フリードマン,デビッド[フリードマン,デビッド][Friedman,David M.]
ジャーナリスト。『ニューズデイ』紙および『フィラデルフィア・デイリー・ニューズ』紙の元記者。ニューヨーク市在住
井上広美[イノウエヒロミ]
名古屋大学文学部卒業。翻訳家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
袖崎いたる
7
すんばらしく良かった。ペニスのことについて先月からずっと考えている身としてはペニスという概念をジャーナリスティックな文体でほぐしていってくれる本書はまさに啓蒙の書。オナニズムとフェミニズムに関する新たな知見を得られた、徐々に整理していきたい。2018/10/07
riz
0
魔女狩り・割礼(ユダヤ・イスラーム)・去勢(カストラート)…近代行われていたインポテンツ治療のビックリ内容!などはとっても面白かったんだけど、やっぱりフロイトらへんはモヤッとしました。2013/06/20
ポルポ・ウィズ・バナナ
0
いかに「科学的」という観点で取り組りこもうとしても、結局、キリスト教的呪縛からは逃れきれていないのではないか――と思った。2011/12/01
-
- 和書
- 出版状況クロニクル