内容説明
失われつつある美徳を体現しながら、現代を生きる女性、巫女。身近で遠い彼女たちの素顔から、日本人の「今」を透視する。
目次
平成の巫女を訪ねる
巫女は踊らない、現代の舞姫
少女はいかにして巫女になったか?
巫女になる方法を教えよう
職業としての巫女
日常生活の中の巫女
祭事者としての巫女
信仰者としての巫女
文化の継承者としての巫女
現代人としての巫女
未来の巫女への提言
美しい日本の心が残っていた。この世界を閉じてはいけない
著者等紹介
佐野裕[サノユタカ]
1968年9月10日生まれ。静岡県出身。フリーライター。主に一般誌でインタビューやビジネス記事を担当している
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
phmchb
4
普段ビジネス記事をメインで書く女性記者による現代の巫女へのインタビュー本。2019/05/10
花宴(紅葉賀)
2
美しき日本の心を受け継ぐ人。清々しい気持ちで読み終えると共に、より多くの現代人に振り返ってもらいたいな・・・・、と。2012/06/02
Masahiro
2
正月などに巫女さんをやってみたいと思っている人や巫女さんになりたいと思っている人は、この本と『巫女さん入門 初級編』を読んでおくといいと思う。インタビューがメインなので、学問的な記述を求めている人には物足りないかも。2010/08/05
朝野まど
0
巫女さんの生活が、いかに他者の視線を意識し、律された上になりたっているのかということが伝わる。そういう意味では、巫女と俳優は近しいところに位置する職業なのかもしれない。巫女のように神の前に厳しく律された姿に美を感じるのか、それとも赤ちゃんのように自由奔放に、無邪気に自己を解放している姿に美を感じるのかは人それぞれ異なるのだろうな。僕は、前者に魅かれれる。2013/02/04