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絵解き中世のヨーロッパ

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  • サイズ A5判/ページ数 259p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784562037087
  • NDC分類 230.4
  • Cコード C0022

内容説明

当時の社会を形作っていた聖職者、戦士(騎士=貴族)、庶民(農民・職人・商人)の三階層の姿と、さまざまな出来事を、豊富な図像を読み解くことによって生き生きと描き出す名著。

目次

第1章 図像制作者たち
第2章 祈る人々
第3章 戦う人々
第4章 働く人々
第5章 象徴的な場
第6章 中世の大いなる恐怖

著者等紹介

イシェ,フランソワ[イシェ,フランソワ][Icher,Francois]
歴史学者。トゥールーズ第三大学(ミライユ校)で、歴史学の博士号を取得。現在、カルカソンヌのコレージュ・ヴァルソヴィで教鞭をとるかたわら、地元オード県の教育視学官もつとめている。専門は、職人社会や建築職人の同業組合史で、この分野では他の追随をゆるさない第一人者

蔵持不三也[クラモチフミヤ]
1946年栃木県生まれ。早稲田大学文学部卒。パリ第四大学(ソルボンヌ校)修士課程修了。パリ高等社会科学研究院DEA課程修了。現在、早稲田大学人間科学部教授。フランス民族学・歴史民族学専攻。博士(人間科学)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

こぽぞう☆

19
図書館本。前にも借りていて再読。というか、オールカラーなので、図版を眺めた。2016/05/19

袖崎いたる

6
カラーで中世ヨーロッパの絵が見れる。しかし著者の注意するところでは、現代という立場からそれらの絵を見るには、そこに隠された意図を読み、虚偽を判別しなくてはという態度が大切であるとする。肝心の絵は寓意的表現の描写が確かに多い。当時の客体世界を知ることよりも当時の人の観念世界を知ることに長けた本に思う。だから、たとえば創作の資料として本書を読もうとしても、その志向性は大分限定されたものとなるであろう。あと、文体に関して、いまいち著者の感情が表れない文章で、小学校の教科書みたいな感じ。だから正直楽しくなかった。2015/07/03

seimiya

6
カラーの図像が豊富に収録されていて、パラパラと眺めているだけでも面白い。 ただそれらは、写実的なものではなく、寓意的なもの。 1枚の絵の中に、異なる時と空間が共存している場合もある。 当時の風景としてありのまま受け取るのではなく、読み解く鍵が必要なのだ。 第1章の写本装飾修道士の生活が興味深い。 静かなスクリプトリウム(写本制作所)で、 羊皮紙とペンとインクを手元において1冊の書物と向き合う。 中世前期においては修道院が独占していたという神聖な仕事。 やはり「薔薇の名前」を読み返さねば。 2014/10/05

s

2
綺麗な一冊。手元に置いておきたくなる。分かりやすく、巻末も実用性あり。2019/10/19

2
写本の挿絵の解説や絵に関わる話を中心にして歴史を読み解く本。挿絵に関する用語やその語源、挿絵に使う道具や技法についても軽く触れられていたと思う(たぶん)。巻末には200以上ある挿絵の呼称?や出典なども載せられています。普通の歴史の本よりこの絵は何を意味していて、どういう状況を表しているのか?という様な事が判り易いので、そういう所が良い本だと思います。2016/05/28

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