内容説明
大正時代の少年少女が愛読した日本の誕生と神々の物語。古典的名著の永久保存版。
目次
女神の死
天の岩屋
八俣の大蛇
むかでの室、へびの室
きじのお使い
笠沙のお宮
満潮の玉、干潮の玉
八咫烏
赤い盾、黒い盾
おしの皇子〔ほか〕
著者等紹介
鈴木三重吉[スズキミエキチ]
明治15(1882)年9月29日、広島市に生まれる。旧制第三高等学校文科より東京帝国大学英文科に進む。短編小説『千鳥』が、夏目漱石により『ホトトギス』に掲載され、その後漱石門下として『山彦』『小鳥の巣』『桑の実』などを発表。大正7(1918)年には、児童雑誌『赤い鳥』を創刊。「功利とセンセイショナルな刺戟と変な哀傷とに充ちた下品なものだらけ」の児童読物状況に対し、「世間の小さな人たちのために、芸術として真価ある純麗な童話を」との呼びかけに多くの賛同者を得、森林太郎(鴎外)、芥川龍之介、有島武郎、小川未明、新美南吉、北原白秋、西条八十らが次々に優れた作品を発表。日本の児童文学史に大きな足跡を残した。昭和11(1936)年、逝去
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