内容説明
ムガール帝国の重臣が衆人環視のなかで殺された。誰も逃げ出せないはずのエリアにいたのは王位継承者の王子。次代の王が殺人容疑者となる異常事態のなか、宮廷に出入りしていたひとりのスーフィーが異議を唱える。彼の示した“道”をたどり、不可能状況に光りがさし、王子の容疑は晴れたのだが、皮肉にもそのために帝国は闇へ向かってゆく…。本格ミステリーとムガール帝国の王位継承にまつわる史実を融和させた書き下ろし長編。
著者等紹介
小森健太朗[コモリケンタロウ]
1965年生まれ。東京大学文学部哲学科を卒業、同大学院教育学研究科博士課程満期退学。82年に16歳で江戸川乱歩賞の最終候補に残る。94年『コミケ殺人事件』でデビュー。またコリン・ウィルソン『スパイダー・ワールド』などの翻訳を手がけたり、探偵小説研究会に所属して評論活動をおこなうなど、幅広い活躍で注目される
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感想・レビュー
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雪紫
48
タイトルの密室要素はほぼ第3章のタイトルのみで実際は歴史小説。あとがきも合わせて、この時代だからこその密室と(道具に既視感が・・・)、それを利用した行為。サルマッドを描きたかったのね。が伝わってくる。個人的に見えない道の方が良かったけど(関係ないわ!)。2024/05/16
あんすこむたん
2
歴史小説のような本格的な舞台設定。謎はシンプルな気もするが十分面白い。2012/11/30
schizophonic
2
ミステリ叢書にほぼ歴史小説。この時代、この地域ならではのトリックはあるが、このトリックを成立させるためだけにこんな本格的な歴史小説を書いたのかと考えれば、ある意味バカミス。2010/03/27
kanamori
0
☆☆★2011/10/14




