おいしい古代ローマ物語―アピキウスの料理帖

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  • サイズ B6判/ページ数 243p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784562034413
  • NDC分類 383.8
  • Cコード C0095

内容説明

古代ローマ随一のグルメ、アピキウスが遺したレシピの謎とは…食と宴をめぐる愉悦のエッセイ。

目次

1 食と宴の事情(饗宴へようこそ;台所事情;庶民の生活と食卓 ほか)
2 皇帝たちの食卓(カエサルは下戸で味オンチだった?;アウグストゥスの宴会;カリグラの恐怖の晩餐 ほか)
3 食と風俗(子豚のポーカー、最後のお願いと遺言;トリマルキオの饗宴;ポンペイのパン屋 ほか)

著者等紹介

上田和子[ウエダカズコ]
1945年、広島市に生まれる。ノートルダム清心女子短期大学英米文学科卒業後、自動車企業の調査室翻訳係、オーストラリア遊学、大阪万博通訳ホステス、学習塾講師などを経て、子育て終了後早稲田大学第二文学部西洋文化専修に入学。ニュース翻訳や秘書をつとめながら同大学院文学研究科一般研修生を終え、現在、同地中海研究所において研究協力
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

9rikaz00

1
アピキウスの料理長を軸に、プリニウスやカトやプルタルコスを織り交ぜて古代ローマの食卓を巡るアレコレ、美味しい話や皇帝たちのゴシップなんかを物語調に紹介する本。死生観の話や趣味の悪い調度品の話は古代と現代の隔絶を感じて面白い。ローマ人のブラックなユーモアセンスが光る2018/12/31

すがし

1
平易な文章でローマの食文化についての雑学を学べる格好の入門書。この本の参考文献から自分に興味のあることを探すが吉という感じ。2010/03/31

さりー

0
なんか、口調が古代ローマっぽくないなあと思ったら、やっぱりか。英訳されてるやつを英語から日本語にしたってわけね。古典口調を期待してたのでそこはちょっと残念。思ったより食の話が多く、レシピばかり。たびたび出てくる当時の生活にまつわる話は興味深い。軍事にも政治にも無関心、支配欲も出世願望も持ち合わせず、ただひたすら美味しいものを食べ、楽しく愉快に暮らすことをモットーにしていた根っからの善人と評されるアピキウスの人物像が良い。2019/05/25

大豆

0
古代ローマ食文化についての入門書といった感じ。サラッと読めるけれど、少し物足りないかも2015/11/09

とかねね

0
読む前に思っていたようなアピキウスのことが書いているわけではなく(古代のことなので曖昧な情報があるそうですが)、古代ローマの食や王室の様子が書かれていました。なかなか残酷だけれどこれが現在のフランスやイタリアの料理の元になったと思うと感慨深いですね。2015/01/10

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