内容説明
日本軍事史研究の俊英が渾身の筆致で描く、海軍国防思想家・佐藤中将の生涯。本邦初の評伝。
目次
１章 佐藤鉄太郎の故郷―庄内の歴史と風土
２章 佐藤鉄太郎―海軍への道
３章 日清戦争
４章 海軍国防思想の誕生
５章 日露戦争開戦をめぐる日本とロシアの内情
６章 日露戦争
７章 海軍国防思想の完成
８章 山本権兵衛海軍大将
９章 大正海軍と佐藤鉄太郎
１０章 ロンドン海軍軍縮条約
１１章 満州事変
１２章 日蓮主義と佐藤鉄太郎
１３章 佐藤鉄太郎の死と祖国日本への警鐘
１４章 鈴木貫太郎海軍大将と終戦
１５章 見捨てられた国内開発と東北の惨状
１６章 佐藤鉄太郎と海軍国防思想の歴史的意義
著者等紹介
石川泰志［イシカワヤスシ］
昭和３４年（１９５９年）２月１０日、高知県長岡郡大豊町に生まれる。６０年（’８５年）３月、日本大学大学院修士課程修了。６１年（’８６年）３月、国学院大学神道学専攻科修了。６０年（’８５年）、東洋経済新報社高橋亀吉賞佳作入選。現在歴史研究家、水交会会員
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感想・レビュー
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こと
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明治〜大正の国防論・戦史研究の大家で、｢自強ニ遠カリ侵略ニ近クハ必竟亡国ノ基｣の原則に基づき、島国としてイギリスに倣った海軍による自衛・大陸進出放棄を主張した佐藤鉄太郎の本。 面白かった！佐藤やその周辺、海軍に限らず、流れを追って戦史とかジャーナリストとか幅広く扱ってて読みやすかった。 今回は図書館で借りて読んだけど、手元に欲しいなあ…でも専門書だけあって高価いんだよなあ…2011/10/05
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