内容説明
香港ではジョン・ル・カレの足取りを丹念に追いかけ、ニュー・オリンズでは『極大射程』の狙撃地点に立つ…。“ミステリ界のご意見番”が描いて撮った世界の「現場」報告。
目次
ヒューストン
ニューヨークのチャイナタウン
ニュー・オリンズ
オアフ島
スウェーデン
ルーマニア
ブダペスト
バンコク
インド
香港
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
竜王五代の人
4
海外ミステリに登場する都市・地域のうち、あまりにもメジャーな大都市を外していろいろと興味深いところ(ヒューストン・ニューヨークのうちチャイナタウン・オアフ島・スウェーデン・ルーマニア・ブダペスト・バンコク・インド・香港)を、作中でどのように登場し扱われているか(レストラン多め・詳細な地図あり!)のエッセイ本。返還より少し後だけあって香港の章が、いろいろな返還像(物語だけあって不穏なものが多い)とか三合会の話とかで一番面白かった。東欧圏の共産圏ならではの商社マンである著者の不穏な体験談も興味深い。2022/11/10
bapaksejahtera
1
エド・マクベイン研究者直井明氏の著。商社マンとして各地に駐在した経験が下敷きになっている。ミステリ舞台の地誌的記述が中心であるが、マクベイン著の大宗87分署がNYならぬ"アイソラ”にある設定のため、米国分はNYのチャイナタウンとヒューストンなどが記述される 著者がマクベインから紹介されたスウェーデン人研究者との交流を起点に、私の愛読したシューヴァル&ヴァールー作品でマルティンベックシリーズの舞台スウェーデンと、ベック警視が出張して事件を解決した舞台であり直井氏が駐在したルーマニアが詳しい 良い本である2019/12/30
慧
0
★1/22000/11/24
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- 和書
- バーク政治思想の展開