内容説明
政界進出後のバークが取り組んだ重要な政治問題への対処の過程で、思慮を重んじる道徳主義的な政治思想、つまり実践哲学がどのように具体化され展開されていったのであろうか。歴史に即し、歴史に内在しながらバーク理解を試みる。多様な解釈やアプローチを可能とするバークの思想の大きさと広がり。
目次
第1章 政界登場
第2章 ロッキンガム派弁護論
第3章 ウィルクス事件と『現在の不満』
第4章 アメリカ革命
第5章 ブリストル選挙区とアイルランド問題
第6章 経済改革
第7章 インド問題とヘースティングズ弾劾
第8章 フランス革命
第9章 最後の戦い
結論
付論 バークの奴隷制批判について