出版社内容情報
モネスティエの他の本と同じように図版・写真が豊富なのがよい。人間の奇形の数々を豊富なエピソードとともに、歴史をさかのぼって集めた本だが、その多くは、写真がなかったらとても信じられないような(写真があっても信じられないものも多い)奇形である.....。(立花隆『ぼくが読んだ面白い本・ダメな本 そしてぼくの大量読書術・驚異の速読術』 295頁、より)
内容説明
希少図版200点余。膨大な資料とともに自然が生み出した「生」の現実に迫る。
目次
第1部 奇形者はどこから来てどこへ行くのか?
第2部 単体奇形
第3部 複体奇形
第4部 人工的な奇形、事故による奇形と人体の恣意的切断
第5部 現代の奇形
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ムッネニーク
64
69冊目『図説奇形全書』(マルティン・モネスティエ 著、吉田春美/花輪照子 訳、1999年9月、原書房) 世界における「奇形」の種類やその様な人々が歩んだ歴史を、宗教、遺伝学、フィクション等、様々な側面から詳らかにしてゆく学術書。 二百点余りの図説はモノクロ写真でもかなり衝撃的。現代社会への問題提起も含まれており、読み応えは十分である。 魔女狩りや人工的な奇形、原爆症など、人間の邪悪さの記録がここにはある。 〈発生学の、現在あるいは今後の発展は、近い将来に新たに選別の問題を投げかけるのではないだろうか〉2025/09/10
藤月はな(灯れ松明の火)
39
学外授業で小人プロレスを見た世代である父が、先に読んでいてこの本のことを「最初は興味深く、読んでいたが次々と奇形である人々の人生が羅列されていくのでだんだん、読むのが苦痛になる」と評してました。肥満も痩せ過ぎも性的転換者も奇形だった時代もあった。しかし、同時に人に利用しされても自分で生計を立てられる時代もあった。今の型に嵌った人間しか見かけない時代は彼らにとって生きやすいか?エレファントマンも人並みのことをしようとして命を落とした事が遣る瀬無い。でも3本足の男性や小人の家族が幸せだったのに一息つけます。2016/03/12
アイアイ
18
どの時代にもいる障害をもった人々。産まれた時から排除され家族に売られ、人格が優れ教養があろうと人間では無くフリークスとして見世物にされる痛ましい人生。2つの頭で1つの体を共有する複体奇形、Y字融合体の人々がとくに印象的でした。「奇形の者たちが文明を蝕む病根などではなく、遠い未来に文明を支配する、想像もつかない種の萌芽であったとしたら?」というSF的な解釈がされている。▽図書館2015/06/16
gtn
16
ローマ時代は人工的に小人が製造されていたという。栄養制限、矯正等により出来上がった小人は高値で取引された。奇形とは異なるが、日本における角兵衛獅子も、子供を貧民層から買い取り、酢を飲ませたり虐待して芸を仕込んでおり、根底は同じと言えよう。人間の身体に恣意を加えることにおぞましさを感じる。2019/01/07
白黒豆黄昏ぞんび
15
え〜!ほんとにそんな人いるの!?ってな図があったりして面白い。人間の神秘だなあ。やっぱ好奇心というか、興味湧いちゃうよね。2012/08/07
-
- 電子書籍
- 後宮の検屍女官【分冊版】 23 MFコ…
-
- 電子書籍
- 「NHKから国民を守る党」とは何だった…
-
- 電子書籍
- 家から追い出された私は、隣国のお抱え錬…
-
- 電子書籍
- 異世界のんびり農家【分冊版】 62 ド…
-
- 電子書籍
- 子爵の理想の花嫁選び1巻




