内容説明
著者は外務省の外地整理室長を二期つとめ、外地(植民地)にかつて派遣されていた官吏の履歴証明や恩給改定(未亡人等の扶助料を含む)事務などに携わっていた。その間、個人的にも興味をもって多くの関係者から当時の話を聞き、また各方面にあたって埋もれた資料なども検索・蒐集することができた。本書は、これらひろく見聞した事項を、公表して差支えない範囲内で取りまとめて上梓したものである。
目次
第1章 日本の海外植民地(外地)の統治体制
第2章 日本の敗戦と連合軍による「外地」の接収
第3章 外地に鎮座した官幣神社等の始末
第4章 軍・官・民の復員・引揚げと援護措置
第5章 外地に喪失された財産への未練
第6章 外地法制の廃止と外地企業の特殊清算
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