内容説明
悪魔は生きている。古代から異端審問をへてカルト宗教まで、時代をしたたかに生きのびた闇の王の驚異の伝記。
目次
地獄行き特急
人々の目に映った悪魔
悪魔の系譜
ユダヤの幼年時代
真っ正面からイエスと対抗
反逆のリーダー
北欧の角のある神
十字軍の悪鬼
異端者カタリ派
呪文と魔女狩りの狂乱〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
戦狐
1
先史時代から今日に至るまでの悪魔像を時代を追って探究していき、各時代や文化圏における悪魔の役割を丁寧に解説している。 いままで名前は知っていてもどういう存在なのかイマイチ分からなかったカタリ派やボゴミール派といったキリスト教異端についても成立過程が分かりやすく書かれていて、キリスト宗教史の入門書としても読み応えは充分ある2018/06/25
