内容説明
ヨーロッパ中世世界の全体像。ローマ世界帝国の没落と近代ヨーロッパ国家群の勃興の間の千年間、皇帝と法王、封建領主と騎士、民衆が複雑に絡み合うヨーロッパ文明の源流をテーマ別に描き出す名著全訳。
目次
序章 「終わりある歴史」への案内
第1章 時代を特徴づける事柄をめぐって(皇帝とは何か;ローマ的かフランク的か;皇帝の髭をめぐって ほか)
第2章 新しい社会(主人と奴隷;修道士と修道院;クリュニー派 ほか)
第3章 農業革命(新しい技術―新しい組織;日々のパン;農民と田舎 ほか)
第4章 宗教的、精神的、世俗的冒険(新しい異端―新しい修道会;新しい大学;新しい教え―古い教え ほか)