内容説明
新中国成立から日中国交正常化までの三十余年、両国間に凡そどのような出来事があり、重要な節目に登場した人々は、どのような動機・意図・人脈のもとに活動したのか、その流れを俯瞰し、諸事件の原因や背景を分析。さらに文化大革命を経たこの十年間の中国の変化と日中関係の軌跡を豊富な資料で描く。
目次
第1章 強いられた「虚構」―新中国の成立と日中関係
第2章 北京へ架ける橋
第3章 開かれた友好の道
第4章 華開く中国外交―拡大する日中交流
第5章 逆流の時代―「積み重ね方式」暗礁へ
第6章 「綱渡り外交」の勇断
第7章 実りなき長期政権―暗い谷間の日中関係
第8章 変わる潮流―激動と混迷
第9章 日中新時代の幕明け
第10章 「子々孫々的友好」への試練