内容説明
「海軍諸例則」は、旧帝国海軍の現行法令、条約などを集成編纂したものである。「海軍諸令則」は明治10年代に成立し、数年おきに改版を行ない、昭和10年の第14版をもって終わった。各版はそれぞれ10回前後の改正を行ない、さらに定期的な加除訂正を加え常に更新されながら海軍のあらゆる活動の基準となっていた。今回覆刻の原本は(財)史料調査会海軍文庫所蔵の、昭和10年の第14版を昭和16年に改訂した最終版である。以後昭和20年6月までの加除訂正を「別巻」に納めた。原本は巻1~巻4の全4冊であるが、分冊して覆刻刊行した。