出版社内容情報
これまで日本企業は、良い製品を作ればどのような国や地域でも受け入れられ、世界で活躍する企業になれる、と思い込みがちだったが、これまでの失敗からそれだけでは不十分ということへの認識が高まってきている。
特にマーケティングにおいては、国・地域ごとで異なる消費者の特性を踏まえた施策の立案が求められている。
本書は、その前提となる、文化圏ごとのブランド・コンセプトに対する態度の違いに基づき、各国ごとに最適化し訴求すべきブランドイメージを理論的・実証的に探っている。
解析に当たっては、グローバルな日用品の各国ウェブサイトのテキスト分析を行うなど、ユニークな手法が使われている。
高度な分析がなされているが、理論編と実証編と分けられているため実務家にも読みやすくブランドマネジャーやグローバル・マーケティングの担当者には大変有用な書となろう。
序章 海外進出企業の課題
1章 「良いモノを作れば売れる」は間違い
第1部 理論編
2章 GBI研究と戦略要素
3章 文化とGBI戦略
第2部 実証編
4章 機能的訴求の有効性
5章 観念的訴求の有効性
終章 グローバル・マーケティングへの指針
古川 裕康[フルカワ ヒロヤス]
目次
海外進出企業の課題
「良いモノを作れば売れる」は間違い
第1部 理論編(GBI研究と戦略要素;文化とGBI戦略)
第2部 実証編(機能的訴求の有効性;観念的訴求の有効性)
グローバル・マーケティングへの指針
著者等紹介
古川裕康[フルカワヒロヤス]
淑徳大学経営学部助教。1985年生まれ。明治大学経営学部卒。2012年に明治大学大学院経営学研究科で修士号(経営学)を取得。その後、2015年に同大学院博士課程を修了し博士号(経営学)を取得。専門はグローバル・マーケティング、ブランド・イメージ管理(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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