内容説明
わが国の公認会計士監査制度はすでに半世紀を経過したにもかかわらず、今なお、監査人の独立性が社会的に認知されていないとすれば、その原因は何か、すなわち、社会の人々はどのような要因を通じて監査人の独立性を評価しているのか、が問題となる。本書の研究の目的はその解明にある。
目次
第1部 監査人の独立性を捉える理論的枠組み(プロフェッション;会計プロフェッション;監査人の独立性;外見的独立性の操作的定義;外見的独立性にかかるイメージ形成要因)
第2部 監査人の外見的独立性の測定―アンケート調査の結果と分析(アンケート調査の基本的な構図;アンケート結果の統計的分析;外見的独立性に影響を及ぼすイメージ形成要因の識別)
著者等紹介
鳥羽至英[トバヨシヒデ]
1969年早稲田大学第一政治学部経済学科卒業。1983年商学博士(早稲田大学)取得。1984年専修大学教授、現在に至る
川北博[カワキタヒロシ]
1950年中央大学商学部卒業。1955年公認会計士、1993年中国人民大学客員教授、現在に至る。2000年博士(会計学)中央大学
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