グループ・クリエイティビティ―個人と集団のインタラクションが生み出す変革

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グループ・クリエイティビティ―個人と集団のインタラクションが生み出す変革

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  • サイズ A5判/ページ数 226p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784561268017
  • NDC分類 336.4
  • Cコード C3034

出版社内容情報

組織の中で仕事をするということは、集団であることに起因する多くのストレスや怒り、悲しみを伴うことだ。しかし、働く人が職場内の集団( あるいはチーム )に怒りや不満を感じるということは、裏を返せば、そこに期待や理想を持っているからではないだろうか。集団だからこそ、お互いに思いを寄せたり、助け合ったり、一人では思いつかないようなアイデアを生み出すことができる。

集団にイノベーションをもたらすための創造性研究は、これまでも数多く行われてきており、例えば自由裁量やアイデアを奨励する風土が創造性を導くことがわかっている。ただし,これを現実的に考えてみるとどうだろうか、と筆者は疑問を呈する。現実の集団がこのような理想的な特性を持っているとは限らない。むしろそのような特性がないからこそ手詰まりになるのではないかと。

そんな着想から本書の筆者は、集団内の風土や人的資源は、必ずしも創造性発揮という観点で理想的なものではなく、かつ所与であり、容易に変えることはできないという立場から、集団が創造性を発揮するメカニズムを探求、集団の創造性、集団の中の個人の創造性、組織全体の創造性へとフォーカスし、それらの相互作用も考慮しながら分析を進める。

必ずしも理想的ではない環境に応じて,チームリーダーや、チームメンバーが、具体的にどのように行動すれば,集団が、さらには組織全体が創造的なパフォーマンスを生み出すことができるか、その可能性に迫っていく。

集団の創造性に関心を持つ研究者はもちろんのこと、創造性発揮に理想的とされる集団特性と、自らの属する集団の風土のギャップに悩んだり、失望したりしている実務家の方々におすすめしたい。


【目次】

はじめに:理想と現実の狭間で

序 章 集団創造性の基礎理論

第1部 集団:創造性を導くチーム学習
第1章 創造的チーム学習の基本モデル
第2章 集団特性に応じた創造的チーム学習の有効性
第3章 実務家に向けたエッセンス:創造性を導く集団特性とチーム学習のマネジメント

第2部 個人:創造的思考態度の形成
第4章 創造的思考態度に対する個人特性とチーム学習の交互作用
第5章 実務家に向けたエッセンス:個人の創造的思考を促すアプローチ

第3部 組織:創造的変動と革新性の広がり
第6章 集団変動と組織革新のシミュレーション
第7章 集団内の態度変容:相互作用プロセスの分析
第8章 実務家に向けたエッセンス:組織・集団の変革に向けて

終 章 個人と集団のインタラクション:集団創造性のダイナミクス

おわりに:組織の制約を乗り越えるために

内容説明

組織風土や人的資源の「あるべき論」は幻想にすぎない。それでも、集団に希望を見いだせるのか?個人と集団の特性に合わせて、創造性を導く最適な方策を提案。理想のチームでなくとも一人一人が実践可能な、実証研究に基づく処方箋!

目次

集団創造性の基礎理論
第1部 集団:創造性を導くチーム学習(創造的チーム学習の基本モデル(研究1)
集団特性に応じた創造的チーム学習の有効性(研究2)
実務家に向けたエッセンス:創造性を導く集団特性とチーム学習のマネジメント)
第2部 個人:創造的思考態度の形成(創造的思考態度に対する個人特性とチーム学習の交互作用(研究3)
実務家に向けたエッセンス:個人の創造的思考を促すアプローチ)
第3部 組織:創造的変動と革新性の広がり(集団変動と組織革新のシミュレーション(研究4)
集団内の相互作用プロセスと態度変容(研究5)
実務家に向けたエッセンス:組織・集団の変革に向けて)
個人と集団のインタラクション:集団創造性のダイナミクス

著者等紹介

木村裕斗[キムラユウト]
東洋大学経営学部准教授、博士(経営学)。2007年早稲田大学人間科学部卒業。2014年筑波大学大学院ビジネス科学研究科博士前期課程修了、2016年同博士後期課程修了。2017年から新潟大学准教授を経て、2022年より現職。専門は組織行動、組織心理学。主要業績:Interaction of individual traits and perceived team learning behaviors in creative thinking attitudes: Examination of creative discussions in small groups.Journal of Strategic Management Studies,12(2),2020.(2021年度国際戦略経営研究学会賞(論文部門)受賞)ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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