出版社内容情報
総合商社は日本独自の業態であり、商社否定論が繰り返し叫ばれたり、冬の時代があっても、変わらず我が国経済に大きな貢献をする存在である。
本書は、近年、マーケティング分野で注目されている「価値共創」という概念を用い、その本質に迫る。
垰本 一雄[タオモト カズオ]
著・文・その他
目次
1章 総合商社とその歴史
2章 先行研究のレビュー
3章 理論的枠組みの構築
4章 事例研究の方法と対象
5章 明治時代の三井物産による綿製品の清国輸出
6章 A社による国内化学品の商権ビジネス
7章 三菱商事の中国における医療材料の流通効率化事業
8章 三井物産のアジアにおける医療サービス事業
9章 考察と結論
著者等紹介
垰本一雄[タオモトカズオ]
1956年、広島市生まれ。1981年、東京大学法学部卒業、1988年カーネギーメロン大学大学院経営学研究科(修士課程)修了(MBA)、2017年広島大学大学院社会科学研究科マネジメント専攻(博士課程後期)修了(博士(マネジメント))。三井物産、シティバンク、日本総合研究所(主任研究員)、アーサー・ディ・リトル・ジャパン(マネジャー)、日本ロシュ(CIO)などを経て、2011年から安田女子大学現代ビジネス学部現代ビジネス学科教授。主として、総合商社論、顧客起点のマーケティング・システム、経営戦略論などを研究している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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