出版社内容情報
本書は、タイ、韓国、ロシアなどの各国の、行政、あるいは企業が、自然災害へのリスク を中心に、どのように事前に評価し備えているのかをまとめている。
特に冒頭で、被害を受けてもそこから素早く回復し、また全般的なリスク対応力を 高めるとして近年注目されているレジリエンスについて解説。各国への事業進出の際、各章の個別論への取組に加え、レジリエンス強化を図ることで、リスク対応力が向上するだろう。
上田 和勇[ウエダ カズオ]
目次
第1章 災害リスクと経営リスクに対するレジリエンス
第2章 タイ大洪水と事業継続計画
第3章 タイの防災政策の課題と日本の国際協力―2011年のタイの大洪水を事例に
第4章 自然災害リスクに対するリスク・ファイナンス―アジア太平洋地域の新興国における現状と課題
第5章 海外における自然災害リスクのマネジメント―韓国の実態分析から見た事前対策システムの重要性
第6章 ロシアにおける環境リスクの現状と対応―安全教育を中心に
著者等紹介
上田和勇[ウエダカズオ]
専修大学商学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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