内容説明
90年代以降、バイオテクノロジーや情報通信技術において世界のリーディングカンパニーを輩出し、知識集約型産業による経済発展を支えたのは、大学で開発された技術の実用化であり、その担い手は大学からスピンオフした新興企業群であった。アカデミアにおけるイノベーションのマネジメント能力こそが今問われている。
目次
第1章 先行研究のレビューによる分析フレームの考察―アカデミック・スタートアップス創出の“分子結合モデル”
第2章 産学間ギャップを埋めるイノベーション・マネジメント
第3章 創業チームにおけるビジネス人材の役割
第4章 日本の大学等発ベンチャーと政府系研究機関発ベンチャー
第5章 アカデミック・スタートアップス創出基盤に関する研究―英国、フランス、ドイツ、フィンランド、スウェーデン、韓国、中国、日本の事例比較
第6章 イノベーションとアカデミック研究組織のマネジメント
著者等紹介
渡辺孝[ワタナベタカシ]
所属、芝浦工業大学専門職大学院工学マネジメント研究科。肩書、教授。専門分野、ハイテクスタートアップス、社会イノベーション(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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