内容説明
本書の目的は、取引コストに関する理論的・経験的研究であり、取引コスト理論の応用可能性の拡充を志向するものであって、特に、情報通信技術が企業に及ぼす影響について、取引コストの観点からアプローチしようとするものである。
目次
序章 課題と方法
第1章 取引コスト理論の基礎構造
第2章 組織の経済理論としての取引コスト理論
第3章 取引コストと生産コストの節約化から見る企業間関係の経済問題
第4章 情報化が企業間関係に及ぼす影響
第5章 特定性と情報通信技術の進化
第6章 調整コストと情報通信技術の進化
第7章 情報通信技術の進化とデジタル・コンテンツとしての音楽の取引
第8章 情報通信技術の進化下における小売企業の取引
著者等紹介
遠山正朗[トオヤママサオ]
昭和43年新潟県に生まれる。平成5年一橋大学商学部卒業。平成10年駒沢大学大学院経営学研究科博士後期課程単位取得。平成10年敬愛大学経済学部専任講師。平成13年敬愛大学経済学部助教授。現在に至る
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