進化経営学―生命プロセスの認識

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  • サイズ A5判/ページ数 198p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784561254560
  • NDC分類 335.1
  • Cコード C3034

内容説明

1980年代以降、経営学では、組織変動のダイナミズムを解明するために、経営組織の進化的現象が注目されている。われわれは、これまでの「モダンの知」を補完、代替するものとして、情報とシステムの哲学に基づく、「生命プロセスの知」のパラダイムに到達する。そこでは、経営組織の自己組織化理論による、ゆらぎを通した経営管理が注目される。本書では、とくに、セカンド・サイバネティクス、後成的プロセス理論、散逸構造論、オートポイエーシス理論、ハイパー・サイクル理論など、生きているシステムとしての生命プロセスを理解する上で必要な諸相が論述されている。

目次

要素還元主義とその限界
経営管理とシステム論の発展
生命プロセスと自己組織化
経営組織と進化的現象
組織サイバネティクスと生存可能性
ゆらぎを通した経営管理
非決定的問題とソフト・システム
サイバー社会の構成主義
サステナビリティ経営と企業の社会的責任
環境ガバナンスとコモンズの悲劇
ガイアの認識と企業の経営管理
社会システム学と経営大学院教育

著者等紹介

松行康夫[マツユキヤスオ]
国際基督教大学大学院行政学研究科修了、慶應義塾大学学術博士。国際基督教大学助手、東京農工大学工学部講師、助教授、ペンシルベニア大学客員研究員、東京農工大学工学部教授を経て、東洋大学経営学部教授。その間、東洋大学経営研究所長、東洋大学現代社会総合研究所長を歴任する。専攻分野は経営学、意思決定論、公共経営論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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