内容説明
なぜネットフリックスは『ハウス・オブ・カード』で成功できたのか?電子書籍はハードカバーや文庫本の発売よりどれだけ遅らせるべきか?ネット上の海賊行為で音楽や映画の質は落ちたのか?豊富なエピソードと最先端の経済学で、デジタルディスラプションの影響と対策が分かる!
目次
第1部 グッド・タイムズ・バッド・タイムズ(ハウス・オブ・カード―成功に導いた、さまざまな「掟破り」;バック・イン・タイム―コンテンツビジネス発展の歴史‐音楽業界を例に;もう少しの金のために―売り上げを最大化する電子版のリリース戦略 ほか)
第2部 チェンジズ(大ヒットとロングテール―コンテンツ流通が多様化した時に起きること;レイズド・オン・ロバリー―知っているようで知らなかった海賊版の影響;パワー・トゥ・ザ・ピープル―デジタル時代のクリエイターたち ほか)
第3部 新たなる希望(高慢と偏見―デジタル時代に対応できる組織とは;ショウ・マスト・ゴー・オン―激動の時代を生き残っていくために)
解説 日本のコンテンツビジネスにも押し寄せるデジタルディスラプションの荒波―変わらないのは、変わり続けるということ(山本一郎)
著者等紹介
スミス,マイケル・D.[スミス,マイケルD.] [Smith,Michael D.]
カーネギーメロン大学ハインツ・カレッジ情報システム及びマーケティング学教授。同校で、「イニシアティブ・フォー・デジタル・エンタテインメント・アナリティクス(IDEA)」プログラムの共同ディレクターを務める。研究では経済学的および統計的手法を使用し、オンライン市場(特にデジタル情報とデジタルメディア製品の市場)における企業と消費者の行動を分析している。この分野における研究は、経営科学、経済学、マーケティングの主要な学術誌、およびハーバード・ビジネス・レビューやスローン・マネジメント・レビューなど主要な専門誌に掲載されている
テラング,ラフル[テラング,ラフル] [Telang,Rahul]
カーネギーメロン大学ハインツ・カレッジ情報システム及びマネジメント学教授。同校で、「イニシアティブ・フォー・デジタル・エンタテインメント・アナリティクス(IDEA)」プログラムの共同ディレクターを務める。主な研究分野のひとつがデジタルメディア業界で、音楽、映画、テレビ、本のデジタル化に焦点を当て、これらのデジタル化が、コンテンツ・プロバイダーや流通業者に与えるインセンティブ、ならびにイノベーションや著作権に関する政策課題に、どのように影響を及ぼすかを調査している。特に、オンライン海賊サイトを含むオンライン・プラットフォームに関する問題の拡大と、それが既存の音楽、映画、書籍業界に与える影響について研究している。これらの成果は多くの主要学術誌に掲載され、高い評価を受けている
小林啓倫[コバヤシアキヒト]
経営コンサルタント。獨協大学外国語学部卒、筑波大学大学院修士課程修了。システムエンジニアとしてキャリアを積んだ後、米バブソン大学にてMBAを取得。その後外資系コンサルティングファーム、国内ベンチャー企業などで活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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