アフターマーケット戦略―コモディティ化を防ぐコマツのソリューション・ビジネス

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  • サイズ B6判/ページ数 190p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784561225782
  • NDC分類 530.9
  • Cコード C3034

出版社内容情報

本書は、コマツの事例を中心に「アフターマーケット」という、製品を販売した後のサービス・ビジネスを分析したものである。不況にあえぐ日本の製造業が多いなかで、なぜコマツはめざましい成果をあげるのか。本書はその秘密に迫る。

目次

第1章 コモディティ化に直面する日本の製造業―B2Bにも迫るコモディティ化の波
第2章 建機製造からアフターマーケット・ビジネスへ―コマツの挑戦
第3章 アフターマーケット・ビジネスにおける技術と顧客価値―ソニーとコマツの事例
第4章 仮想産業クラスターとしてのアフターマーケット支援情報ツール―CSS‐Netが結ぶ販売代理店ネットワーク
第5章 情報学モデルとしてのアフターマーケット・ビジネス
第6章 持続可能社会とアフターマーケット・ビジネス―「長持ち」ビジネスによる環境社会の実現
第7章 コモディティ化への対応戦略とアフターマーケット・ビジネス―ホンダとコマツの事例
第8章 まとめと展望

著者等紹介

長内厚[オサナイアツシ]
早稲田大学大学院商学研究科(早稲田ビジネススクール)准教授。1972年、東京都生まれ。2007年、京都大学大学院経済学研究科ビジネス科学専攻博士後期課程修了、京都大学博士(経済学)。1997年、ソニー株式会社ディスプレイカンパニー商品企画部入社。2007年、神戸大学経済経営研究所准教授。2011年4月より現職

榊原清則[サカキバラキヨノリ]
法政大学大学院イノベーション・マネジメント研究科教授。1949年、北海道生まれ。1978年、一橋大学大学院商学研究科博士課程修了、一橋大学博士(商学)。1978年より一橋大学商学部講師、助教授、教授を歴任。その後英ロンドン大学ビジネススクール准教授、慶應義塾大学総合政策学部教授を経て、2011年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

issy

1
コマツの取り組みをいろんな角度から分析して、製造業における「コモディティ化対策」や「新興国との競争」などの諸問題への処方箋にしよう、といった趣の一冊。初版2012年当時だと新品売り切りではなく部品サービスのアフターマーケットをビジネスの柱にする戦略は目新しかったのかな。「情報学モデル」はさすがにちょっと話が違うんじゃないか?という気はした。2023/04/23

篠竹

0
製品とアフターサービスが互いの価値を高め合うことによって、従来製品よりも高い顧客価値を実現している…みたいですよ?参考文献に「知識の連鎖」が入っていることに驚愕した一冊。2013/01/16

ide

0
前半のコマツの事例は参考になる。今でこそコムトラックスで市場動向を先読みしていることが有名だが、アフターマーケット戦略のためのツールだったとは。顧客のためにもなり販売店のサポートにもなり収益にも貢献するとは素晴らしい。そして、建設機械メーカーから「社会基盤整備システムベンダー」へ。2012/06/09

かちを

0
★☆☆☆☆2018/05/08

ひらぱー

0
☆要するにコマツは、特殊なマーケットに自然体で対峙し、ITを使ってコストを下げた。その結果として非常に多くの副産物と参入障壁を高めることができた。2018/02/11

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