内容説明
世界に通用する新しい理論を生み出す瞬間を捉えた、日本経営学革新の記録。
目次
序章
第1章 見えざる資産を核概念とする経営戦略論の誕生(「見えざる資産」を世界に発信;一橋大学に入学後、オペレーションズ・リサーチを専攻し大学院へ ほか)
第2章 知識創造理論の誕生(最多被引用回数の世界標準研究を発信した人物;ペアを組む優秀な相手を見つける ほか)
第3章 世界規模で自動車業界を研究する(自動車業界研究の代表選手;期待を裏切った配属 ほか)
第4章 産学共同の国際研究プログラムを作り世界規模の研究を行う(日本の自動車業界を知る研究者;IMVP ほか)
結章(研究のメタファーとしての登山;各章のまとめ ほか)
著者等紹介
小川進[オガワススム]
神戸大学大学院経営学研究科教授、MITリサーチ・アフィリエイト。1964年生まれ。1998年にマサチューセッツ工科大学(MIT)スローン経営大学院にてPh.D.,2000年に神戸大学より博士号(商学)を取得。研究領域はイノベーション、マーケティング、経営戦略。ユーザーイノベーション研究の創始者フォン・ヒッペル(MIT)の下で博士号を取得した後、共同で論文を執筆したただ1人の日本人。『ユーザーイノベーション』(東洋経済新報社)は同分野のバイブル的存在となっている。組織学会高宮晋賞(2001年)、東洋経済新報社高橋亀吉記念賞(2012年、優秀賞)など多くの受賞歴がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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