内容説明
企業と社会との調和的な関係の確立に関する問題を本書では、1960年代からドイツのエアランゲン‐ニュルンベルク大学のシュタインマン教授とその門下の人達によって、企業体制論あるいは企業秩序論として精力的に展開されてきた研究を手掛かりにして、取り組んでいる。
目次
第1章 企業体制論序説
第2章 「経営者の社会的責任」論と企業体制論
第3章 企業体制の改革
第4章 ドイツの監査役会の類型とその選択および変化
第5章 ドイツの共同決定監査役会と労働者の利益
第6章 経営者支配と共同決定
第7章 企業体制の問題としての消費者の利益と公共の利益の擁護
第8章 企業体制と生活原理
著者等紹介
万仲脩一[マンチュウシュウイチ]
1940年1月、石川県小松市にて出生。横浜国立大学経済学部を経て、1970年3月に一橋大学大学院商学研究科博士課程単位取得。同年4月に神戸商科大学商経学部講師となり、助教授および教授を経て、現在は大阪産業大学経営学部教授。博士(経営学)(神戸大学)。経営学説史、現代企業論を担当。主要研究業績に『グーテンベルグ学派の経営経済学』千倉書房、1983年。『現代の企業理論』文真堂、1991年。『利害関係の経営学―生活と企業―』(共編著)税務経理協会、1999年
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