内容説明
日本における著名な経営学者4名の学説理論を究明しつつ、「社会科学としての経営学」という学問の基本的な精神のありかをさぐろうとするもの。その内容は、既存の経営学史的研究の形態を装いながらも、その実質においてはそうとう性格を異にする論述を志向している。
目次
序章 本書の基本視点―歴史経営学の研究方法
第1章 日本産業の経営学―野田信夫の実践科学的経営学
第2章 公社企業論:満州事業経営論―山本安次郎の実践的理論科学としての経営学
第3章 科学としての経営経済学―上林貞治郎の思想と学問と理論
第4章 経営技術の研究―岩尾裕純の社会科学としての技術学:「上部構造論」
第5章 満州国高官論:古海忠之における政治の理念―「満州国」事業経営観に関する歴史的・本質的背景



