内容説明
経営学は、非常に幅広くて奥の深い、それでいて非常に身近な学問である。経営学が企業のマネジメントの方法を研究する学問であるのはいうまでもないが、企業経営のクリティカルな問題は現代社会のあらゆる局面にそのアナロジーをみることができる。否、逆にいえば、企業の経営現象とは現代社会のいわば縮図であるのかもしれない。あるいは、換言すれば、企業の経営現象がある意味で現代社会そのものであるということなのかもしれない。本書は、こういった基本態度にたって、経営学を一般の読者諸兄にわかりやすく解説しよとしたものである。
目次
経営学とはなにか
第1部 戦略をたてる(企業の成長戦略;企業の競争戦略)
第2部 組織をつくる(企業の組織構造―組織構造論の展開;企業の組織形態―組織編成の原理;企業の組織文化)
第3部 人を動かす(企業のインセンティブ・システム―仕事モティベーションのメカニズムと管理;企業のリーダーシップ―人を動かす究極の仕組み;経営学をより深く学習しようとする人々へ)