白水Uブックス<br> 中世への旅 都市と庶民

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中世への旅 都市と庶民

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  • サイズ B40判/ページ数 244p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784560721353
  • NDC分類 230.4
  • Cコード C0222

内容説明

中世後期、時代の担い手は騎士から市民へと交代している。本書では、市民・農民から最下層民まで、都市に住むさまざまな職業の人々とその暮らし、市民精神を、年代記などの記述や当時の木版画・細密画に見ていく。

目次

シャッターがカチリと鳴って落ちるとき
ローマ人の町と野生の根―中世都市の生成について
「いささか性悪で冬にはたいそう深く…」―都市の道路で
結婚式の披露宴に六皿の料理―市民の家における日常と祝祭
囚人のフェルト帽―民衆の敬虔さと救護
一ペニヒでソーセージ二本―豪商と小売商人について
振り子職人と錫鋳職人―手工業者とツンフトについて
皮剥ぎ人のナイフ―忌まれた職業と賎民について
さらし台と絞首台のあいだ―中世の司法について
教会のドアの前で大口をあける地獄―復活祭劇から職匠歌へ
「菜っ葉はウィトゥスの日、えんどう豆はグレゴリウスの日に」―農民の日常と労働について
王侯の敵手―都市同盟と都市の政策について
ただ一つのほんとうの大都市―ヨーロッパの諸都市について

著者等紹介

プレティヒャ,ハインリヒ[プレティヒャ,ハインリヒ] [Pleticha,Heinrich]
1924年生。歴史学専攻。高校教育の現場にあって、マティアス・グリューネヴァルト高等学校(ヴュルツブルク)校長等を歴任

関楠生[セキクスオ]
1924年生、ドイツ文学者。東京大学名誉教授、獨協大学名誉教授。児童文学や古代史に関する訳書、歴史読み物の著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Shun

33
シリーズ2冊目は都市の構造や庶民生活が垣間見える。騎士にフォーカスした時代からやや時代が進み、中世の人々の主な暮らしはこちらで紹介される庶民たちにこそ真髄があるようです。そして騎士の存在には特別なものを感じていたが騎士の生活にも当然貧富の差が存在し、騎士と認められていても日々の暮らしには庶民のそれと何ら隔たりのない者が多数であると知った。また庶民といっても様々な職種が存在し、中でもクラフト系の細分化された仕事には目を引くものがあり厳しいルールで成り立っていた。現代並みにコンプライアンスは重要ということか。2023/07/30

Akito Yoshiue

14
姉妹編の『騎士と城』と比べると題材が地味だが論旨が明確で説明が上手いので最後まで興味深く読める。あとがきにもあるように阿部謹也の著作で扱われていた内容もあった。刑罰や差別意識などは室町時代の日本と被るところもあって興味深かった。2023/07/28

Tomozuki Kibe

4
都市市民と農民。さらに網野風にいうと「みちみちのともがら」の話。白眉は死刑執行人ら専業とされているもの。「世の中で嫌なことをしてくれているのだからそれを白眼視はおかしい」ごもっとも(水滸伝の世界では死刑執行人の帰途はパレードだけど)。専業者と少しでも触れるとツンフト追放=社会的に抹殺。死刑執行人が医学にも精通てのは「死刑執行人サンソン」の世界だな。「これほど見せしめしても罪が減らなかった、ということが死刑廃止論の背景」ううむ。死刑てのは感情論なんだといわれると痛い。2024/04/23

ふゆきち

3
題材や翻訳の違いもあるのでしょうか、『騎士と城』よりやや硬くなった印象。最も興味深かったのは家の造りの項でした。城と同じく寒そう。2023/11/19

植岡藍

2
この名著が書泉グランデさんのおかげで読めるようになったと思うと感慨深い。騎士や王侯だけでない中世の暮らしについて面白く読める。ただ訳文についてはエーベルトとエーベルハルトのような表記ずれがあるのは気になった。意図的なものなら説明がほしい。2023/11/08

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