内容説明
楽しく読める西洋音楽史。各時代の音楽の特質や音楽史の展開を、わかりやすく解説。
目次
古代の音楽
メロディー優位の音楽
ふたりの巨人―バッハとヘンデル
古典時代の三巨星―ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェン
著者等紹介
ヘルツフェルト,フリードリヒ[ヘルツフェルト,フリードリヒ][Herzfeld,Friedrich]
1897年、ドイツ、ドレスデンで、音楽に造詣の深い父親の元に生まれる。少年時代からオルガニストとして活動するが、第一次世界大戦中、毒ガスの後遺症のため演奏家への道を断たれる。大学で作曲を学び、指揮者となったのち、1930年に執筆活動に転身
渡辺護[ワタナベマモル]
1915年、東京生まれ。東京帝国大学美学科卒、東京大学文学部名誉教授。『現代演奏家事典』で第10回毎日出版文化賞受賞。2007年死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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白義
16
人類史における音楽の始まり古代ギリシャ音楽も視野に入れた、平明で目配りの行き届いた西洋音楽史。元指揮者として音楽の原理を分かりやすく伝えながら、偉大な作曲者たちの生涯や音楽の歩みを当時の文化の中に位置付けていて初めて読むのに的確。敬虔さを持ち落ち着いた人生を過ごしたハイドン、その響曲のように激しい気性を持ち過酷な運命に揉まれたベートーベンと、音楽家たちにもドラマがある。モーツァルトにレクイエム作曲を依頼した謎の灰色の男はミステリアスなエピソードだが、正体はある貴族の下男だったらしい2014/01/20
わかこ
1
音楽史を楽しく学べる本です!2024/08/20
shiki30
1
本書の序盤かなりの紙面を割いて、いわゆる「西洋音楽史」の本に出てくる時代より前の時代の音楽を概観して、いかにして音楽が生まれたかを論じている。「操音」と「楽音」の話は初めて目にした。なるほど、自然界に「音楽」は存在しないわけである。本題の「西洋音楽史」に入っていくが、上巻に登場する作曲家は少なく、それぞれの作曲家に寄り添ってその作品、生涯が描かれる。時には筆者の創作ではと思ってしまうほどの活写ぶりである。いちアマチュアの音楽愛好家としては、こうした書き方の方が面白いし、作品に入れ込めると思ったり。2016/02/02
バカハツ五郎
0
ベートーベンは友達が多かった。ハイドンは案外気難しいところも会った。2010/07/23
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- 和書
- アクチュアル民事訴訟法