内容説明
各地方の代表的料理を食べ歩き、めくるめく多彩さを誇るスペインの食文化を紹介します。人気の高いパラドール(スペイン特有の国営ホテル。古城や修道院の建物を一流ホテル並みに整備したもの)情報付き。
目次
カスティーヤ
マドリッド
カタルーニャ
バレンシア
バスク
ナバラ
アラゴン
アンダルシア
エクストレマドゥラ
ガリシア
北部海岸
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
378
私が一番好きなのはスペイン料理。もっとも、厳密にはスペイン料理なるものはなくて、カタルニア料理であったり、バスク料理であったりするのだけれど。本書でも地方ごとに紹介されているが、いずれも垂涎もののオンパレード。カスティーリャのコシード、カタルニアのカラコーレス、バスクのアンギラス(もう食べられないかも)、ガリシアのプルポ(蛸)…etc。このところ、しきりにスペイン関連のビジュアル本を読んで(見て)いるものだから、心はすっかりスペインへ。風光佳し(幾分荒涼としてはいるけれど)、街の雰囲気佳し、食べ物も絶佳!2018/12/17
更紗姫
8
写真が沢山!国土が広く、地方色豊かなスペインの、食の奥深さを堪能できる一冊。著者二人は国際経験豊富な、だけどいわゆる料理評論家やグルメ(美食家)、ではない。自らの「美味しい!」経験を虚心坦懐(?)に晒してくれる、彼らはズバリ〈食いしん坊〉です。本書で知って以来、バカラオ(鱈)料理が気になってならない。味わってみたいな~。あちこちのお店でトライするのですが、ちょっと違う・・・。自らレシピを探して、生鱈/干だらに取り組むべきでしょうか?時々行くスペイン料理店のカウンターにもこの本がディスプレイされていました。2014/10/19
Radwynn
4
冒頭から美しい写真で食欲をそそる。食一辺倒の紹介かと思えば文章の方は旅のエッセイ、という側面も。広大なスペインの食文化は単なる「スペイン料理」のひと言で括れる筈も無く、カスティーヤ、カタルーニャ、バスク、アンダルシア、ガリシア、と、古い王国そのままの土地に根付いた文化が歴然と存在しつづける。各地方、食材毎に纏めた旅の記憶。ほんと、写真が美味しそうで、お腹空いてる時に読むと辛い(笑)2011/10/31
naoto
3
食に特化した旅行ガイド…的な。旅行ガイドほど詳しくはないけど、スペイン各地方食べ歩き的な感じ、いいね。一度は行ってみたいな。2018/11/02
新平
2
スペインの郷土料理の綺麗なカラー写真をを眺めつつ、その土地その土地に思いをはせることがという意味で、25日のクラシコの対戦気分を高めるにはうってつけ。食べてみたいと思ったのはカタルーニャ風のブイヤベースであるサルスエラ。鱒に生ハムをはさんでオーブンで焼いたトゥルーチャ・ア・ラ・ナバラ。ニンニクとアーモンドの香りの白いスープ、アホ・ブランコ。そういや乱獲でバカラオやアンギラスはまだ大丈夫なのかしら。2012/04/19
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