内容説明
主著『意志と表象としての世界』『倫理学の二つの根本問題』を中心とする著作から、ワーグナーに讃えられた「音楽の形而上学」をはじめ、人生論、道徳論、芸術論、宗教論、認識論を選り抜いて編集した、日本版のアンソロジー。ショーペンハウアー入門にふさわしい一冊。
目次
表象と意志について
苦悩の生について
利己と加虐の心理について
意志の不滅について
性愛の哲理
道徳の根源、同情
天才について
芸術について
歴史と文学について
音楽の形而上学
禁欲について
死について
著者等紹介
ショーペンハウアー,アルトゥール[ショーペンハウアー,アルトゥール][Schopenhauer,Arthur]
1788年2月22日、ダンチヒ(現ポーランドのグダニスク)に裕福な商人と女性作家のあいだに生まれる。のちにハンブルクへ移住。ゲッティンゲン大学・イェーナ大学で医学・哲学を学ぶ。母親の縁でゲーテと親交があった。1820年にベルリン大学講師になるが、当時教授だったヘーゲルの人気に圧倒されてまもなく辞職。以降、民間の学者として過ごした。近代自然科学の成果を認めつつも人間のいとなみの根源は、万物を支配する非合理的意志にあると見た
金森誠也[カナモリシゲナリ]
1927年、東京生まれ。東京大学文学部独文学科卒業。日本放送協会(NHK)勤務後、広島大学教授、亜細亜大学教授、静岡大学教授、日本大学教授を歴任。現在、著述家、翻訳家。専門はドイツ文学、ドイツ思想(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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