内容説明
作曲家にして名評論家ロラン=マニュエルが、音楽の基礎知識・西洋音楽の歴史・オペラについて、対話の形でわかりやすく解説した全4巻シリーズ。本書ではヨーロッパ各国の音楽的特質と、十二世紀からベートーヴェンまでの音楽史について語る。
目次
第1部 音楽の精神(フランス音楽の精神;イタリア音楽の精神;オーストリア音楽の精神;ドイツ音楽の精神 ほか)
第2部 タイムマシン(一一八三年 ノートル・ダム楽派、一三六四年 ギヨーム・ド・マショー;一四八〇年 ジョスカン・デプレ、一五八〇年 オルランド・ディ・ラッソ、パレストリーナ、ビクトリア、コストレ;一六〇〇年 カッチーニ、ペーリ、一六一〇年 モンテヴェルディ、ハインリヒ・シュッツ;一六四二年の音楽 シュッツとモンテヴェルディ ほか)
著者等紹介
ロラン=マニュエル[ロランマニュエル][Roland‐Manuel]
本名ロラン・アレクシス・マニュエル・レヴィ(1891‐1966)。フランスの作曲者、作家。サティの紹介でラヴェルに師事。作曲家としてオペラ、バレエ曲などを創作するかたわら、批評家として活躍、音楽解説者としても知られる。1947年より、パリ音楽院音楽美学教授
吉田秀和[ヨシダヒデカズ]
1913年9月23日、東京日本橋生まれ。東京帝国大学文学部仏文科卒業。音楽批評家。戦後、批評を発表しつづけ、1953年に刊行した『主題と変奏』で批評家としての地歩を築き、以来、一貫して旺盛な評論活動を展開。75年『吉田秀和全集』で第二回大佛次郎賞を、2006年には「わが国における音楽批評の確立」で文化勲章受章。現在は、水戸芸術館館長として、音楽、美術、演劇各分野での実践活動を指導(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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