文庫クセジュ<br> 地獄の歴史

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文庫クセジュ
地獄の歴史

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  • サイズ 新書判/ページ数 170p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784560510766
  • NDC分類 191.6
  • Cコード C1214

出版社内容情報

死後の行先を天国か地獄の二択で問われれば、多くの人は天国と答えるだろう。だが本書によれば、天国とは「多くの場合死ぬほど退屈な印象を与えるし(……)むしろ眠気を催す」。一方の地獄はといえば、「うって変わって饒舌で想像力が豊かになる」ほど人をひきつける。
本書は、口承文明から古代オリエント、ギリシア・ローマ世界、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教、さらには近代・現代に至るまで、人類が思い描いてきた地獄の歴史をたどる通史である。宗教・哲学・文学・芸術を横断しながら、地獄という概念が時代と社会のなかでどのように生まれ、変容してきたのかを描き出す。
冒頭で著者は次のように語る。「安心しようではないか、地獄はたしかに存在する、そしてこれからもずっとそこにある」(本文より)。


【目次】

 第三版に寄せて
 序文
第一章 口承文明における地獄
 I サハラ以南アフリカ
 II シャーマニズムの地獄
 III コロンブス以前のアメリカ
 IV ゲルマンとスカンジナビアの地獄
第二章 古代東洋の大宗教における地獄
 I メソポタミアの地獄
 II エジプトの地獄
 III ヒンズー教の地獄
 IV マズダー教〔ゾロアスター教〕の地獄
第三章 古典古代の異教における地獄
 I ギリシアの地獄―詩人と哲学者
 II ルクレティウスの実存的地獄
 III プラトンの哲学的地獄
 IV ウェルギリウスの詩的で通俗的な地獄
第四章 聖書とヘブライの地獄
 I 聖書の古い観念
 II 地獄についてのヘブライ人のためらい(紀元前三世紀―前一世紀)
 III ラビ文献とタルムードの地獄
 IV 新約聖書における地獄
第五章 キリスト教の地獄の精緻化
 I 民間伝承の地獄
 II 教義の基礎―教会の教父たち
 III 修道者の幻視における地獄
 IV 神学者たちの地獄
第六章 キリスト教の地獄の派生形
 I イスラム教の地獄―審判
 II イスラム教の地獄―罰
 III 異端者と地獄
 IV 煉獄の誕生
第七章 中世から十六世紀までの地獄利用のあり方
 I 芸術家の地獄
 II 文学テーマとしての地獄
 III 恐怖の司牧神学に役立つ地獄
 IV 神秘主義者の地獄
第八章 地獄の絶頂と問い直し(十七世紀―十九世紀)
 I 古典主義の地獄
 II 人口過剰の地獄
 III 十九世紀における硬化6
 IV 地獄批判(十八世紀―十九世紀)
第九章 地獄の変容(十九世紀―二十世紀)
 I 終末論的な恐怖の後退
 II キリスト教の地獄の隠蔽
 III 新しいタイプの地獄(十九世紀)
 IV 現代の地獄
 邦訳参照文献/参考文献

内容説明

本書は、古代から現代まで、地獄がどのように想像され、恐れられ、変容してきたかをたどる通史である。文学・芸術・政治・民衆心理にまで目を配りながら、人類の不安と想像力の歴史を描く。地獄を通して西欧精神史の深層に迫る入門書。

目次

第一章 口承文明における地獄
第二章 古代東洋の大宗教における地獄
第三章 古典古代の異教における地獄
第四章 聖書とヘブライの地獄
第五章 キリスト教の地獄の精緻化
第六章 キリスト教の地獄の派生形
第七章 中世から十六世紀までの地獄利用のあり方
第八章 地獄の絶頂と問い直し(十七世紀―十九世紀)
第九章 地獄の変容(十九世紀―二十世紀)

著者等紹介

ミノワ,ジョルジュ[ミノワ,ジョルジュ] [Minois,Georges]
1946年生まれ。歴史学の高等教育教授資格、博士号。1971年からブルターニュ地方サン=ブリユーのリセの歴史学教授を務める(2007年まで)。西欧における宗教史・心性史をテーマとする著書多数

川那部和恵[カワナベカズエ]
名古屋大学大学院文学研究科修了。文学博士。専攻は、フランス中世・ルネサンスの演劇文学と文化(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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takao

1
ふむ2026/08/31

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