文庫クセジュ<br> ベルベル人―歴史・思想・文明

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文庫クセジュ
ベルベル人―歴史・思想・文明

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  • サイズ 新書判/ページ数 182p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784560510476
  • NDC分類 382.43
  • Cコード C1239

出版社内容情報

地中海諸文明の継承者

 マグリブ(北アフリカ)の地に、太古の昔から住むベルベル人。その集団内部には、さまざまな文明圏からやって来た多様な集団が存在していた。地中海の諸帝国が崩壊した後のあらゆる生き残りでもあり、また飢饉によってイラン高原から移住して来た遊牧民のあらゆる痕跡でもある。さらに、諸民族の侵入、トルコ人の逃亡奴隷や、さまざまな出自の敗残者や海岸にたどり着いた遭難者たちが、肥沃な土地を求めてマグリブの地に相次いで到来した。やがて、ベルベル人は、数世紀にわたって、ローマには学者を、キリスト教には教会の司教を、イスラームの帝国には王朝を、イスラーム教には聖者を供給することになる。
 本書は、「日没の島」「ローマの穀倉」と呼ばれる地に住むベルベル人を、言語学、考古学、歴史学、民族学、社会学、建築学、芸術、食文化、服飾といった多様な側面から論じる。

内容説明

マグリブ(北アフリカ)に古くから住むベルベル人。彼らの住む肥沃な土地は、多くの近隣国家を魅了した。本書は、そうした近隣の人びとに翻弄されながらも独自の文化を守り続けるベルベル人を、言語学、考古学、歴史学、民族学、社会学、建築学、芸術、食文化、服飾といった多様な側面から論じる。

目次

第1章 日没の島
第2章 今日のベルベル語話者と彼らの「話し言葉」
第3章 ベルベル語
第4章 ベルベル人とマグリブの歴史
第5章 ベルベル文明
第6章 ベルベル芸術
結論

著者等紹介

セルヴィエ,ジャン[セルヴィエ,ジャン] [Servier,Jean]
1918‐2000。パリ・ソルボンヌ大学で民族学を学ぶ。1945年から1955年までアルジェリアを中心にマグリブ地域のベルベル社会の現地調査を行い、1950年から1957年までC.N.R.S.(国立科学研究センター)の研究員として従事。モンペリエ大学人文学部教授(社会学、民族学)、学部長

私市正年[キサイチマサトシ]
北海道大学文学部卒、中央大学大学院(東洋史学専攻)博士課程修了、博士(史学)。上智大学名誉教授、順天堂大学講師。専門は、マグリブ(北アフリカ)・イスラーム史、イスラーム運動の研究

白谷望[シラタニノゾミ]
ニューヨーク州立大学バッファロー校教養科学部学際的社会科学プログラム卒、上智大学大学院博士課程修了、博士(地域研究)。愛知県立大学外国語学部准教授。専門は、マグリブ諸国の政治、比較政治学

野口舞子[ノグチマイコ]
お茶の水女子大学文教育学部卒、お茶の水女子大学大学院博士課程修了、博士(人文科学)。日本学術振興会特別研究員(PD)。専門は、前近代マグリブ・アンダルス(イスラーム・スペイン)史、イスラーム史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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bapaksejahtera

10
クセジュの新刊は中々読めない。但し原著者は2000年に亡くなっており、さらに本書の元となったフィールドワークは更にその50年前故大分古い情報ではある。マグレブの原住民であり、アフリカ大陸地中海沿岸東西は勿論、先祖はスペインからシリアまで広がったプロトコーカシアンと見なされるこの民族の包括的紹介書籍は本書ぐらいしか無いのだろうから貴重である。8世紀以降のイスラム受容からそれとの相克、アラブの圧倒的影響下での、その特異な文化的特性等を万遍無く纏めている。但し一切図版も索引もないのはこの種文献として不満が残る。2022/04/13

黒鳥

0
「マグリブは我われに、さまざまなレベルで異なる言語を話す諸集団が一つの文化的統一体を共有する、という事例を提供してくれる。……つまり、言語と文化の境界は、必ずしも一致しないのである。」p.170/1950-60年ごろの情報に基づきながらもフランスで度々顧みられているという貴重なベルベル人概説書。/脈絡もなく話が飛ぶ、地名や諸外国の説明および註が少ない、など読み下しづらかった。2024/03/17

pepe

0
フランス民族学者によるベルベル人の概説書。イスラム系アラブの征服にありながらも特有の文化や言語を北アフリカに維持した、マグリブ(北アフリカ乾燥地帯)の土着の民族。ベルベル人は蔑称ということだが、著者はどう考えているのか。2023/03/02

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