文庫クセジュ<br> アーカイヴズ―記録の保存・管理の歴史と実践

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アーカイヴズ―記録の保存・管理の歴史と実践

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  • サイズ 新書判/ページ数 151p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784560510421
  • NDC分類 007.5
  • Cコード C1204

出版社内容情報

起源、歴史、使命、機関、収蔵資料、教育制度、業務内容、現代の課題など、アーカイヴズを理解するための格好の入門書。

内容説明

アーカイヴズは、管理の必要や、権利や義務の明確化のため、また研究上の歴史的参考資料とするために、何らかの活動の一環として作成・保管された記録群を指す。本書は、その起源、歴史、使命、機関、収蔵資料、教育制度、業務内容、現代の課題などを概説。アーカイヴズを理解するための格好の入門書。

目次

第1章 アーカイヴズの歴史(古代および中世初期;中世;国家のアーカイヴズ(十六‐十八世紀) ほか)
第2章 アーカイヴズには何があるのか(基本原則―同出所資料群の尊重;中央政府のアーカイヴズ;アンシアン・レジームの州および近代の県における行政 ほか)
第3章 アーキヴィストの使命(職務・教育・専門職ネットワーク;アーカイヴズ遺産の形成―収集と評価;保存―予防と修復 ほか)
結語

著者等紹介

ガラン,ブリュノ[ガラン,ブリュノ] [Galland,Bruno]
国立古文書学校出身。古文書学アーキヴィスト、歴史学博士。国立文書館の学術局長を務め、現在、ローヌ県立リヨン・メトロポール文書館長、パリ・ソルボンヌ大学客員教授

大沼太兵衛[オオヌマタヘエ]
1979年東京都生まれ。東京大学文学部卒業(美術史学専修)。フランス国立古文書学校修士課程修了。現在、国立国会図書館司書(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

軍縮地球市民shinshin

17
フランスにおけるアーカイヴの事例をわかりやすくコンパクトにまとめた本。フランス革命によって文書保管を義務付けた法律を制定して、以来200年にわたって公文書管理がきっちりと行われてきたことが分かる。本邦は文書は数多いのだが、それを国家が管理して公開するという意識が明治新政府は無関心だったので、その重要性が依然として国民に定着していないのは遺憾である。アメリカでもそうだが、公文書を残すことは史実を未来に残すことである。2021/04/12

Yappy!

7
アーカイブズに関する資料として持っているとよさそうな本。近年公的機関でも保存ではなく保管、つまり管理を伴った体系的な保存が言われていますが、基準も意識もバラバラで、いくら決まりがあってもなんのためにという部分が抜けている以上、日本全体でアーカイブズの体系が整うのはまだまだ先だろうなと。 フランスの内容がメインなため、文化的歴史的背景も違う日本にあてはめながら考えるのも一苦労。ただどういった方向性をとるかを考えるのには手持ちとしてあって良いかな。デジタル化への対応は、世界的にも現在の最大の課題のようです。2021/03/31

iwtn_

4
情報の記録、すなわちアーカイヴについて、フランスの事例が書かれている。その意義や原則、抑えておくべき概念、いくつか国際的な標準の仕様が書かれているので手元に置いておきたい本。 特に同出所資料群(fonds)の重要性が主張されている。また、デジタルデータのやりとりが一般的になったことで地殻変動が起きている様子。 日本は商業出版が強いが、このあたりの公的な記録というものは弱いし、あまり重要視されていないと思う。民主的な社会では必要になるので、何が一助になれることがあればやっていきたい。2021/04/11

ベア

2
海外と日本の差が歴然‥日本はなぜ記録を取ることも遺すことも軽視するのだろうか。2021/12/11

Úplněk

2
資料の文脈を重視するアーカイヴズの原則が印象に残った。同出所資料群(fonds)の当初の構成を保つこと(資料群の完全性の原則)と作成者が定めた内部的な文書編成を保存・再現すること(原秩序尊重の原則)は、人為的な意思又は偶然によって配列されたコレクションと対置される。資料のデジタル公開により、検索してすぐ閲覧できるものに利用者の意識が集中することで、この文脈が把握しづらくなるという課題がが興味深かった。国家の元に生まれた以上、我々は文書でありメタデータの塊であるという訳者の指摘に、感覚を揺さぶられた。2021/07/24

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